エンターテインメントの架け橋を目指して
株式会社アミューズが展開するライブ・ビューイング・ジャパン(LVJ)は、エンターテインメントの新たな形を提案し続けています。2011年の創立以来、映画館でのコンサートや舞台の中継を手掛け、「生中継」という独自の体験を提供してきました。このたび、LVJの執行役員である馬場恭平氏へのインタビューを通じ、彼のビジョンと新たな挑戦について深堀りしてみましょう。
エンタメへのアクセスを広げる
馬場氏は、新卒でアミューズに入社し、テレビ制作の現場からキャリアをスタートしました。その後、LVJに出向し、サザンオールスターズのライブを成功させるなど、重要なプロジェクトを数多く手掛けてきました。彼は、「より多くの人がエンターテインメントに触れられるようにするのが自分の使命」と語ります。コロナ禍を経て、”生中継”へのニーズは高まり、彼の思いはますます強くなっています。
「私たちはみなさんに新しいエンタメ体験を提供し、共に楽しむ機会を作りたいと思っています。」と彼は続けます。その根底には、エンターテインメントの世界をてのひらの中に持ってくる力があると感じています。
アジア進出の新会社設立
今年4月、シンガポールの技術会社と合同で設立した「LIVE VIEWING ENTERTAINMENT Pte. Ltd.(以下LVE)」は、アジア市場への進出を加速させるための重要なステップです。馬場氏は、「アジアと日本を繋ぐハブになることが目標」とし、他の地域にエンタメの火を灯す役割を果たしたいと考えています。設立の背景には、アジア各国におけるエンタメへのアクセスをさらに広げたいという強い意志があります。
新たな事業をスタートすることに対して、彼は「人生一度きり。楽しみながらチャレンジできれば」と前向きな姿勢を見せています。具体的には、タイのバンコクに赴任し、地域の文化やニーズをリサーチしながら、適切なコンテンツを提案していくつもりです。
流動的なエンタメシーンに対応
馬場氏によれば、エンターテインメントのトレンドは常に変化しており、LVJもその変化に柔軟に対応していく必要があります。アジア各国の視聴者が何を求めているのかを理解し、それに合ったコンテンツを提供することは、彼の今後の大きな課題でもあります。
「アジア市場は多様性に富み、そこに入っていくことに意義があると思っています。新しい挑戦を通じて、アジアのエンターテインメントシーンを作っていきたい。」と熱い眼差しで語る彼の姿勢は、まさに行動の成果が期待されます。
未来への展望
これからのLVJは、アジア市場の拡大を目指し、各国との連携を強化していくでしょう。彼らの目指す方向性は、ただの中継にとどまらず、地域文化とのコラボレーションによって多様なエンターテインメントを提供することです。
「100%のエンタメ体験を提供することは難しいかもしれませんが、少しでも多くの人に喜んでもらえるよう努めたいです。」と締めくくる馬場氏。彼のビジョンが実現する日が待ち遠しい限りです。今後のLVJの動きに注目です。
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