株式会社LIFULL、非エンジニア人材「シチズンデベロッパー」の育成を加速
株式会社LIFULLがAIなどを活用し、業務改善に取り組む「シチズンデベロッパー(CD)」の育成を進め、2026年度内の育成目標を達成しました。エンジニアでない社員が業務の改善を主導するこの取り組みは、社内全体の生産性向上に貢献しています。
シチズンデベロッパーとは?
シチズンデベロッパーとは、特別なプログラミングスキルを持たない一般の業務従事者が、生成AIを活用し、業務の改善や自動化を行う役割です。株式会社LIFULLは、2025年に策定した中期経営計画の中で「住領域×AI」をテーマに掲げ、その実現には現場での積極的なAI活用が不可欠であると考えています。これを実現するため、非エンジニア人材の育成に注力しました。
目標達成の背景
2026年9月17日、LIFULLはシチズンデベロッパーの育成プログラムを通じて132名の認定者を誕生させ、123件の業務改善策が実施されることに成功しました。この成果は、社内でのAI導入に留まらず、実際にそれを使いこなす人材の育成が大きな鍵であることを示しています。
まず、業務プロセスを分析し、非効率な作業を排除することで、本質的な業務改善を促しました。一般社員だけでなく、経営層も同様の教育を受け、業務の見直しに取り組んでいます。これにより、LIFULL全体の生産性向上が期待されています。
CD BOOST CAMPの実施
LIFULLが提供する「CD BOOST CAMP」プログラムは、全8回の講義から構成され、具体的には以下の内容が含まれています。
- - ツールの使い方に慣れる
- - 業務分析と無駄の排除
- - 実務での実装と効果測定
受講生は、AIを活用する上での重要なポイントとして、どの業務が効率化できるかを念頭に置き、実行可能な改善策を提案します。受講後のアンケート結果では全員が「満足」と回答しています。
施行した業務改善策
シチズンデベロッパーが導入した業務改善策の一部を紹介します。例えば、管理部門では承認業務をAIがサポートし、社員はより重要な判断に集中できるようになりました。また、顧客とのやりとりでは、悪天候の日にオンライン相談の案内をAIが行い、顧客のキャンセルを防ぐ取り組みも開始されています。
今後の展望
LIFULLは今後もCD BOOST CAMPを継続し、さらなるシチズンデベロッパーの育成を進め、新たな業務成果の創出を目指します。また、既存のCDのスキルを高める施策にも注力し、AIを駆使した効率的な業務を推進し続けます。
社長の意見
LIFULLの代表取締役社長、伊東祐司氏は「AIは業務の進化を助ける機会である」とし、研修を通じて得た経験から、業務は単なるAI化だけでなく、先に業務の見直しが必要であると強調しています。このような考え方が社全体に浸透することで、未来志向の業務環境が形成されることでしょう。