日本初の再突入衛星『あおば』とは
現在、宇宙産業は急成長を遂げています。2023年の時点で、世界の宇宙関連市場は約54兆円に達し、今後も成長が期待されています。しかし、宇宙から地球への帰還技術はまだ発展途上です。新たな商業モデルが求められる中、株式会社ElevationSpaceは、「誰もが宇宙で生活できる世界を創り、人の未来を豊かにする」というビジョンのもと、日本初の民間主導による再突入衛星『あおば』の打ち上げを計画しています。
『あおば』は、宇宙空間での実験や実証を経て、地球に再び帰還可能な小型衛星です。このプロジェクトは、2026年後半の打ち上げを目指して進行中であり、現在はフライトモデルの製造に向けた試験や設計が進められています。
JA三井リースの支援背景
JA三井リースは、宇宙関連のスタートアップ企業への出資やファイナンスを通じて、これまで多くのプロジェクトを支援してきました。グループ全体の中期経営計画『Sustainable Evolution 2028』では、宇宙産業を新たな技術とサービスを創出する領域として位置づけており、そのビジョンに基づき、ElevationSpaceへの支援を決定しました。この取り組みは、日本における宇宙インフラの構築に向けた重要なステップと位置付けられています。
未来の宇宙ビジネスと社会実装
JA三井リースは、単なる財源としての支援にとどまらず、事業共創の可能性を探り、宇宙産業の持続可能な発展にも寄与したいと考えています。この民間による新しい試みが、日本の宇宙関連技術や商業モデルにおいて重要な役割を果たしていくことが期待されています。宇宙から地球への回収型輸送インフラが確立されることにより、宇宙ビジネスはさらなる拡張を遂げ、多くの人々の生活に便利さや豊かさをもたらすでしょう。
SDGsとの関連性
今回のプロジェクトは、持続可能な開発目標(SDGs)にも寄与する重要な取り組みです。宇宙産業が成長することで、環境に配慮した技術や新しいサービスが生まれ、持続可能な社会の実現に向けた助けとなるからです。JA三井リースは、このような未来の社会創りに向け、引き続き積極的に関与していく考えです。
お問い合わせ
本プロジェクトに関する詳細情報やお問い合わせは、JA三井リース株式会社の経営管理部コーポレートコミュニケーション室までご連絡ください。電話番号は03-6775-3002、メールアドレスは
[email protected]です。