ヒョンデがEVモータースポーツを加速する新たな契約を締結
日本の自動車メーカー、ヒョンデが「2025 全日本 電気自動車 グランプリ シリーズ(EV-GP)」の大会スポンサー契約を結んだことを発表しました。この取り組みは、国内における唯一のEV専門レースシリーズへの協賛を通じて、EV市場の発展とモータースポーツの新しい形を推進することを目的としています。
EV-GPの概要
EV-GPは、地球温暖化対策及び電気自動車産業の成長を促進することを目的に、2010年からスタートした国内唯一の電気自動車専門レースシリーズです。既に今年で16シーズン目を迎え、2025年度には日本各地のサーキットで7つのレースが実施される予定です。特に昨年度は、ヒョンデオーナーが「IONIQ 5」による参戦で素晴らしい成果を挙げ、クラス優勝と総合優勝のダブルタイトルを達成しました。
Hyundai N賞の設立
ヒョンデは、JEVRAが掲げる「環境に優しいEVレース」の理念に共感し、EV-GPを通じて新たなモータースポーツの普及を図っています。その一環として、各レースの上位入賞者および全体のシリーズチャンピオンに賞金を贈呈する「Hyundai N賞」が設立されました。この賞を通じて選手の挑戦を支援し、EVモータースポーツの魅力を広めていきます。
統括と期待
JEVRA理事長の関谷 正徳氏は、ヒョンデのサポートに対して感謝の意を示し、「昨シーズンの第5戦ではIONIQ 5 Nが素晴らしい成績を収め、盛り上がった。今後もヒョンデを始めとする各モデルが切磋琢磨し、グランプリシリーズを盛り上げてくれることを期待しています」と語りました。
2025年度の開催概要
2025年度のEV-GP第1戦は、3月29日に千葉県の袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催されます。レースの詳細は以下の通りです:
- - 第1戦:3月29日(土)千葉県/袖ヶ浦フォレストレースウェイ 55kmレース
- - 第2戦:4月27日(日)茨城県/筑波サーキット 55kmレース
- - 第3戦:5月31日(土)岡山県/岡山国際サーキット 55kmレース
- - 第4戦:6月28日(土)千葉県/袖ヶ浦フォレストレースウェイ 55kmレース
- - 第5戦:7月27日(日)栃木県/モビリティリゾートもてぎ 55kmレース
- - 第6戦:8月30日(土)静岡県/富士スピードウェイ 55kmレース
- - 第7戦:10月19日(日)茨城県/筑波サーキット 60kmレース
EV-GPを通じてヒョンデは、電動化時代における「ドライビングの愉しさ」を追求しつつ、EVに対する新たな視点を提供する機会を持っています。将来的に、EVをより身近で魅力的な存在として、広く認知されることを目指しています。ヒョンデはこれからも持続可能な未来に向けて、革新を続けていくことでしょう。
企業の背景
1967年の設立以来、ヒョンデ子会社のHyundai Motor Companyは、世界200か国で事業を展開し、12万人以上の従業員を擁しながら、持続可能なモビリティの提供に取り組んでいます。そのブランドビジョン「Progress for Humanity」に基づき、スマートモビリティの実現に向けたオープンイノベーションを進めています。新しいモビリティの時代を迎える中で、ヒョンデは持続可能な未来に貢献するための技術革新を続けています。