片岡義男の挑戦
2025-07-01 11:12:47

片岡義男.com 10周年を迎えたデジタル化の挑戦と展望

片岡義男.com 10周年を迎えたデジタル化の挑戦と展望



株式会社ボイジャーが推進する『片岡義男 全著作電子化計画』が、2025年7月1日に10周年を迎える。これまでに3,135作品をデジタル化し、一人の作家の全作品をデジタルの形で残す取り組みでは、その可能性を広げ続けている。このプロジェクトは、作家・片岡義男の著作のデジタル化を目指すものであり、文学作品をいつでも、どこでも誰でもアクセスできる形にすることを目的としている。

片岡義男は1943年東京に生まれ、大学在学中からライターとしてのキャリアをスタート。1974年に小説家としてデビューし、以来数多くの作品を世に送り出してきた。彼の著作は多岐にわたり、今なお多くの読者に支持され続けている。ボイジャーの活動は、単に作品をデジタル化するのではなく、視覚障害を持つ人々へのアクセシビリティを考慮した自動読み上げ機能の導入など、社会的な意義も大きい。

このプロジェクトには、1,200名を超える読者のサポートが寄せられ、一口10,000円の支援が行われてきた。彼らの支援により、片岡義男の文学がより多くの人に届く道が開けている。また、デジタル化することによって、作品が検索可能となり、読者は必要な情報により簡単にアクセスできる。これは、紙の本にはない大きな利点である。

しかし、このプロジェクトの推進は決して容易なものではなかった。多額の費用と情熱が必要であり、ボイジャーは10年間、作家の軌跡をデジタルで残すことに取り組んできた。活動を支えた鎌田社長は、「私にできることは何でもするが、それは書くこと以外の何ものでもない」という片岡義男の言葉を胸に、作家と共にこの道を歩んできた。

デジタル化が進む現代、出版の形も進化している。ボイジャーによるデジタル出版の取り組みは、今後の出版業界における新しいスタンダードを形成する可能性も秘めている。彼らはもはや単なる出版社ではなく、デジタル時代における出版のリーダーとなりつつある。今後の展開にも目が離せない。

片岡義男全著作電子化計画は、今後も多くの支持者と共に歩み続ける。このプロジェクトを通じて、作家の価値をデジタルで如何に高められるか、我々は注目していきたい。10周年を迎えた今、次なるステージへの挑戦が始まっているのだ。これからも文学とデジタル技術が融合していく未来に期待が寄せられる。

株式会社ボイジャーの紹介


ボイジャーは、1992年に創業されたデジタル出版に早くから取り組んできた企業である。米国ボイジャーとの合弁としてスタートし、現在は独立企業として日本での市場開発を続けている。デジタル出版の未来を見据え、ウェブブラウザを基盤とした電子書籍リーダーや出版ツールの開発にも力を入れており、業界の標準を意識した活動を展開している。ボイジャーの公式サイトでの情報提供に加え、デジタル技術を使いこなすことで、全ての人に向けた出版物の提供を目指している。

今後も片岡義男の全著作デジタル化の動きに是非注目して、お楽しみください。


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会社情報

会社名
株式会社ボイジャー
住所
東京都渋谷区神宮前5-41-14エクセル青山101
電話番号
03-5467-7070

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