夏の甲子園がさらに楽しみに!2冊のノンフィクション書籍
高校野球ファンにとって毎年恒例の夏の甲子園が迫る中、株式会社KADOKAWAより待望の新書が発売されます。注目は
『甲子園優勝監督の失敗学』 と
『高校野球と人権』 の2冊。これらの書籍は、野球だけでなく、日本の高校スポーツにおける重要なテーマも扱っています。
甲子園優勝監督の失敗学
『甲子園優勝監督の失敗学』(著者:大利実)は、昨年の甲子園を制した慶應義塾・森林貴彦監督や、一昨年の優勝チーム、仙台育英・須江航監督など、計8名の名監督をフィーチャー。それぞれがキャリアの中で経験した「忘れられない失敗」と、その克服プロセスを綴っています。成功に至るには数多くの失敗が伴うことを示しており、彼らの失敗から得た教訓は、指導者のみならず、選手やファンにとっても大きな学びとなるでしょう。特に「負けたときにしか変わるチャンスはない」といったメッセージには、深い響きがあります。
書籍の詳細情報
- - 発売日: 2024年7月31日
- - 定価: 1,870円(本体価格1,700円+税)
- - ISBN: 9784041145869
高校野球と人権
一方、
『高校野球と人権』(著者:中村計、松坂典洋)は、高校野球の伝統と現代の人権意識との交錯を描いた、非常に示唆に富む作品です。特に「強制丸刈り」など、高校野球における風習がなぜ未だ続いているのかに焦点を当てています。中村氏と松坂氏がこの問題をどう乗り越えていくのか、また日本社会におけるスポーツと人権の関係について議論を展開します。
書籍の詳細情報
- - 発売日: 2024年8月6日
- - 定価: 2,090円(本体価格1,900円+税)
- - ISBN: 9784041149935
まとめ
両書籍とも、ただのノンフィクションとしてだけではなく、人々にとって考えるきっかけとなるような内容が含まれています。そのため、夏の甲子園が始まる前に、ぜひ手に取って読んでみてはいかがでしょうか。高校野球の魅力と共に、現代的な視点からの考察を楽しむことができる貴重な機会となるでしょう。
新たな視点から高校野球を捉えるこの2冊に、皆さんもぜひ注目してみてください。