「親心の記録」が新たなステージへ
日本相続知財センターグループが発行する『親心の記録』が、このたび累計発行部数43万部を達成しました。この記録は、障がいのある子どもたちを支えるために作られたものであり、全国43の本支部からの協力を受けて15年にわたり無料配布され続けています。
無料配布の背景
『親心の記録』は、障がいのある子どもに寄り添うための重要な道具として、多くの保護者や支援者に利用されてきました。監修を手がける渡部伸氏は「親なき後」の相談室を主宰し、数多くの親や保護者が抱える不安を取り除くサポートを行っています。この記録ノートは、子どもの日々の生活や医療情報、支援体制を整理するもので、多くの家庭にとって欠かせない存在です。
障がい者本人とその家族が運営
この取り組みは、単なる情報の提供にとどまらず、障がい者本人やその保護者が実際に運営に関わっています。企画から印刷、配送までのプロセスに携わることで、自らの体験を生かし、より実践的で役立つ情報を決して一方的に提供することなく、提供しているのです。このようにして『親心の記録』は作り上げられました。
多くの人々の支持
『親心の記録』を通じて、多くの方々が出会い、学び合っています。知的障がいのある子どもを持つ保護者や特別支援学校のPTA、福祉課の職員など、多様なサポートネットワークが形成されているのです。また、日本各地の自治体や育成会でも積極的に利用されています。
持続可能な支援体制
特別協賛企業の協力により、今後も『親心の記録』は多くの家庭に無料で配布され続ける予定です。特別協賛企業には、一般社団法人Mindfulや日本相続知財センター札幌、FPパートナーなどが名を連ねています。これらの企業が提供する支援により、困難を乗り越えたいという人々のニーズに応えようとしています。
未来に向けた希望
第19刷の発行にあたり、一般社団法人Mindfulより大きな支援を受けたことは、この取り組みの意義深さを象徴しています。Mindfulは、社会貢献を目的としたプロジェクト「Smile Up ! Project」の一環として設立され、困難に直面する人々を支援する環境の整備に尽力しています。
私たちが目指すのは、『障がいのある子の親なき後対策』によって、すべての子どもたちが幸せに生活できる環境づくりです。これからも『親心の記録』が多くの方々に届き、家族と支援者の架け橋となることを願っています。
お問い合わせ
『親心の記録』やその無料配布に関する詳細は、事務局までお問い合わせください。これからも皆様の温かいご支援をいただきながら、活動を続けてまいります。