最近、新型コロナウイルスの影響を受けて、妊婦や授乳中の母親が感じる不安がクローズアップされています。ニンプスラボが行った調査では、妊娠中または授乳中の女性555名を対象に、ワクチン接種に関する意識を分析しました。この調査は、2021年10月11日から11月8日の間にインターネットで実施されました。調査結果が示すのは、妊婦や授乳中の母親が新型コロナワクチン(mRNA)接種に対してどのように感じているかということです。
結果の概要として、約62.5%の参加者がワクチン接種に対して「不安や迷いがある」と回答しました。この不安の要因として最も多かったのが、「胎児や母乳への影響が未知である」というもので、91.6%がこの理由を挙げました。また、55.3%は「ワクチンの副反応が怖い」と感じていることがわかりました。このように、我が子の健康を最優先に考える母親たちの気持ちが読み取れます。
一方で、28.1%は「不安や迷いはない」と回答しました。その理由としては、「新型コロナに感染するリスクが大きいから」と答えた人が80.1%、また、62.2%が「厚生労働省や日本産婦人科学会が接種を推奨しているから」というものでした。公的機関の情報を確認することで、不安を軽減している様子がうかがえます。
これに続く質問では、接種を受けた妊婦や授乳中の母親の割合が調査されました。その結果、妊娠中の方の72.2%、授乳中の方の64.6%が2回のワクチン接種を完了していることがわかりました。妊娠中の方が接種を決めた主な理由は、72.8%が「妊娠中に新型コロナに感染すると重篤化しやすいから」と答え、68.1%が「新型コロナに罹患するリスクの方が怖い」と述べていました。これは、妊娠中の健康リスクをしっかりと理解し、判断する姿勢が伺えます。
さらに、授乳中の方からは「母乳を通じて赤ちゃんに抗体をあげられるというデータがあったから」という意見もありました。これは、ワクチン接種によって得られた免疫が赤ちゃんにも受け継がれる可能性があるとの側面を示しています。
この調査は、妊娠中および授乳中の方々が新型コロナワクチン接種に対して持つ意識や不安感、そして接種状況を詳細に明らかにしました。さらに続く調査では、接種をしなかった理由や接種後の副反応、新型コロナに関する情報源についても詳しく調査しています。
調査結果の詳細は、ニンプスラボの公式サイトでご覧いただけます。妊婦や授乳中の母親が抱える不安を少しでも取り除くための情報提供を目指しているニンプスラボでは、今後もさまざまな調査を行っていく予定です。もし、企業が妊婦や産後ママへの調査を希望される場合には、ニンプスラボがその支援を行うことも可能です。詳細は公式サイトにて確認できます。妊娠や出産に関する情報を提供し、サポートをしていく「ニンプス」の意義深い活動にもご注目ください。
出典:「妊婦さん&授乳中のママに聞いた「新型コロナワクチン接種」に関する調査(ニンプスラボ)」
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