2022年10月31日、株式会社ボイドルーターシステムズとアーカス・ジャパン株式会社が資本業務提携を結び、業務の拡大を図ります。この提携により、両社はそれぞれの強みを活かして、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向けた新しいソリューションを提供する予定です。
1. 提携の目的と背景
アーカス・ジャパンはこれまで、CRMをベースに顧客企業のDX化を進める中で、通信分野との連携の重要性に気づきました。そこで、ボイドルーターが持つネットワーク関連製品やノウハウを活用し、顧客にとって最適なネットワーク環境を構築します。これにより、アーカス・ジャパンの既存顧客向けに新しいインターネットサービスや提案を行うことが可能となります。
2. 提携の内容
今回の提携には、業務提携と資本提携の二つの側面があります。
(1) 業務提携の内容
ボイドルーターは、アーカス・ジャパンが扱う顧客に対し、ネットワーク環境の提案と構築を行います。下位レイヤから上位レイヤまで一貫したサービスを提供し、顧客が安心して利用できるネットワーク環境の整備に努めます。また、情報漏洩を防ぐための強固なセキュリティ対策も講じ、安心してCRMシステムを利用できる環境を整えます。
(2) 資本提携の内容
アーカス・ジャパンは、ボイドルーターの発行済株式の50.4%を取得しました。この取得により、アーカス・ジャパンの代表である松原晋啓氏がボイドルーターの取締役に就任し、両社の経営資源を一体化させることで、より効率的なサービス提供を目指します。
3. 各社のご紹介
株式会社ボイドルーターシステムズは、2015年に設立された企業で、RouterBoardを中心とした機器販売やソフトウェア開発、ネットワーク環境の提供を行っています。特に、MikroTik社の正規代理店として、日本国内における通信環境の整備を推進しています。商店街やホテルなどでの豊富な導入実績を有し、適切なソリューションを提供しています。
詳しくはこちら
アーカス・ジャパン株式会社は、2020年に設立され、CRMやドローン事業に力を入れている企業です。特にCRM事業では、日本国内での豊富な経験を基に高品質なサービスを提供し、多くの顧客から支持を得ています。ドローン事業においては、高度自律飛行プラットフォーム「エッジドローン」を展開するなど、イノベーティブな技術に注力しています。
詳しくはこちら
4. まとめ
この資本業務提携は、両社の成長を促進するだけでなく、顧客にとっても価値のあるソリューションの提供に繋がることが期待されています。DX化の進展と共に、今後の動向に注目が集まります。