韓国発セルフ写真館『Photoism』が日本初の直営店を渋谷にオープン

Photoismの登場

韓国の人気セルフ写真館、Photoismが日本に初めて直営店を開設しました。90年代に誕生し、大ヒットしたプリクラは、その後も進化を遂げ、様々な機能が追加されてきましたが、韓国では新たなプリント写真文化が台頭してきました。特にZ世代の若者たちが中心となり、シンプルかつ高画質なセルフィーが求められるようになっています。これがPhotoismのコンセプトであり、彼らは「盛らない」写真撮影を提案しています。

日本市場への挑戦

Photoismは設立から約3年で、国内に380以上の店舗を展開する成長を見せています。そのうち直営店が日本市場に進出したのは、この人気があるからに他なりません。日本においても、ポップアップストアを通じてK-POPファンと日本のアーティストとのコラボレーションを行い、その結果として多くの顧客を惹きつけました。

2022年には、KCON 2022 JAPANという大規模イベントで、約6,400人のファンがPhotoismのサービスを体験しました。この成功が後押しとなり、渋谷モディでのポップアップストアの開設へと繋がりました。

フラッグシップストアの重要性

開店初期は期待外れの訪問者数に苦しみましたが、アーティストとのコラボレーションが話題を呼び、店舗の人気は急激に上昇しました。ある日には、オープン前から500人以上が行列を作るほどでした。これにより、既存のプリント写真とは異なる、新たな文化として写真が生まれていることが証明されました。

さらに、Photoismはアーティスト専用のオリジナルフレームを用意し、ファンとアーティストが一緒に撮影できる新たなスタイルを提供しています。その結果、SNSでも注目を集め、若者たちの間で大きな反響を呼び起こしました。

渋谷センター街店の開店

2023年3月16日には、Photoismの第1号直営店が渋谷センター街にオープンしました。内装や設計にこだわり、韓国本社が直接手がけたこの店舗は、Photoismのアイデンティティを感じさせるフラッグシップストアです。通りすがりの多くの人々に訪れてもらうことを目指しています。

さらに、原宿竹下通りにも直営2号店が4月中旬にオープンする予定で、日本全国に30店舗を展開する計画も進行中です。