株式会社IDホールディングスが、オランダの子会社であるIDヨーロッパを通じて、欧州におけるITサービス事業を次のステージへと進めることを発表しました。具体的には、サイバーセキュリティ関連サービスの提供を開始し、日系企業が直面するセキュリティの課題に対処します。
近年のサイバー攻撃の増加は、企業の情報セキュリティに深刻な影響を与えています。特に、欧州に拠点を置く日本企業からは、人材不足と専門性の欠如が大きな課題として挙げられています。IDヨーロッパは、これまでに多くの日本企業の欧州進出を支えてきましたが、今後もその役割を強化すべく、サイバーセキュリティサービスの導入を決定しました。
具体的には、IDヨーロッパはBDSecおよびNewton Information Technologyとの連携を深め、両社の専門知識を活かしてお客さまに向けた高度なセキュリティサービスを提供します。BBSecは、専門的なサイバーセキュリティ技術で知られており、IDヨーロッパはテクニカルコミュニケーションに強みを持っています。この両者が協力することで、企業が抱えるセキュリティの脅威に対してより効果的なアプローチが可能になります。
IDヨーロッパが新たに開始するサイバーセキュリティサービスには、以下のようなものがあります。
1.
G-MDR™(Global-Managed Detection and Response Services):これは、最新のXDRテクノロジーを用いたアウトソーシング型セキュリティ対策サービスです。複数のデータソースを融合して脅威の早期発見・対策を図ります。
2.
脆弱性診断:企業のシステムに潜む脆弱性を洗い出し、改善策を提案し、さらなる安全性を提供します。
3.
Web改ざん検知:ECサイトや企業のWebサイトを対象に、サイバー攻撃から守るための検知サービスを行い、安全なWeb運営を支援します。
4.
TISAX認証支援コンサルティング:欧州の自動車産業のセキュリティ基準に則ったコンサルティングを通じて、企業の情報セキュリティ対策を強化します。
IDヨーロッパは、欧州でのビジネス環境や法規制に合わせて、今後もより洗練されたサービスを提供し続ける意向を示しています。これにより、クライアント企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進や、より充実した未来の創造に寄与することを目指しています。
IDヨーロッパに関する詳細情報は、公式ウェブサイト
こちらをご覧ください。今後の展開をぜひ見守っていきましょう。