京セラコミュニケーションシステムがプラチナえるぼしを取得
京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)は、この度、厚生労働省から「プラチナえるぼし」の認定を取得しました。この認定は、女性活躍推進の取り組みが特に優れた企業に与えられるもので、KCCSは2025年6月にこの栄誉に輝きました。
KCCSは、「すべての従業員にとって働きやすく、働きがいのある職場」を目指し、年齢や性別、国籍に関係なく迎え入れる企業文化を育んでいます。DE&I(ダイバーシティ エクイティ&インクルージョン)の推進を軸に、より幸福度の高い職場づくりに努めています。
DE&Iに向けた主な取り組み
女性管理職の登用
KCCSでは、「COCOLOR(ココカラ)プロジェクト」を中心に、女性管理職登用のための支援プログラムを導入しています。男性中心の職場において、女性が管理職にチャレンジしやすい環境作りが進められています。具体的には、1年間の教育やスポンサーシップを通じた「女性管理職候補支援プログラム」を実施し、さまざまなロールモデルとの交流会も行っています。この取り組みのおかげで、女性管理職の比率は2023年度の11.7%から2024年度には15.9%、2025年4月には19.9%へと増加する見込みです。さらなる目標として、2030年までに30%を設定し、女性の管理職登用を進めていきます。
男性従業員の育児休業取得促進
KCCSは男性の育児休業取得についても重視しており、2024年度の取得率は75.4%に達しました。これは2021年度と比較して2.8倍の増加であり、情報通信業界の平均取得率38.0%を大きく上回っています。今後、さらに1カ月以上の取得率を60%超えを目指しており、男性従業員も育児休業を取りやすい環境を整えることに力を入れています。
有給休暇の取得推進
有給休暇の取得率も注目すべき点で、2024年度の取得率は87.7%に達しています。これは情報通信業界の平均値67.1%を上回る数字です。KCCSでは、5日間の連続休暇制度の活用を推奨し、年間20日付与される有給休暇を100%消化することを目指しています。
今後の展望
KCCSは今後も女性の活躍推進に向けた取り組みをさらに強化するとともに、多様な人材が活躍できる職場環境の整備を続けます。職場の環境改善を促進し、全ての従業員が力を発揮できる文化を育んでいく方針です。
「プラチナえるぼし」認定について
この認定は、厚生労働省から与えられるもので、一般事業主行動計画の目標達成や女性活躍促進に関する取り組みの実施状況が評価された結果得られる最高位のものです。KCCSは2024年5月に「えるぼし」の3段階目を取得しており、その後の高い基準のクリアによって「プラチナえるぼし」の認定に至ったのです。
KCCSの多彩な取り組みは、企業が持続可能な成長を遂げる上で必要不可欠です。今後もさらなる進展を期待したいですね。