ハンファビジョンがAI顔認証システムを導入
世界有数のセキュリティ企業、ハンファビジョンは、新たに開設したショールームにおいて、サイバーリンクのAI顔認証システム「FaceMe® Security」を導入したと発表しました。このシステムは、高精度な顔認証技術を活用し、登録された人物のみが入室できるという厳格な入退室管理を実現します。
導入の背景
2023年からハンファビジョンとサイバーリンクはパートナーシップを結んでおり、AI顔認証システム「FaceMe Security」とハンファビジョンのビデオ管理システム「Wisenet WAVE」の統合を進めてきました。今回のショールーム開設に際し、両社の技術力を直接体験できる場を提供するため、FaceMe Securityを導入する運びとなりました。
ショールームの特徴
ハンファビジョンのHITE TOKYO ショールームは、以下の5つの主要ゾーンで構成されています。
1.
ウェルカムゾーン: ハンファビジョンの歴史やグローバル展開、独自開発のAIシステムオンチップ「Wisenet9」についての紹介。
2.
製品ゾーン: Remote Motorized PTRZカメラ、超高解像度26Mカメラ、Dynamic Privacy Masking技術など、多様な製品を展示。
3.
ソリューションゾーン: 工場、店舗、交通分析向けの映像セキュリティソリューションを分野別に体験可能。
4.
AIゾーン: AIによるオブジェクト認識やフォレンジック検索のリアルタイムデモを通して先進技術を実感可能。
5.
ハイブリッドゾーン: 教育やトレーニング向けの多目的スペース。
見学希望の方は、ハンファジャパン セキュリティ事業部までお問い合わせください。予約は
こちらのリンクからも可能です。
企業のコメント
ハンファビジョンの李浩淵(Lee Hoyeon)氏は、「当社のショールーム入退室管理において、サイバーリンクのAI顔認証セキュリティシステムを導入できたことを嬉しく思います。FaceMe Securityは、当社製AIカメラとの親和性が高く、安全性と利便性を両立したソリューションを提供します」と述べました。
サイバーリンク株式会社のヒルダ・ペン代表も、「ハンファビジョン様のショールームに当社のFaceMe Securityが採用されたことを光栄に思います。今後も両社の技術力を活かして、安全でスマートなセキュリティ環境を構築します」とのコメントを寄せています。
ハンファビジョンとサイバーリンクの歴史
ハンファビジョンは1990年からカメラ事業を開始し、2010年にネットワークカメラに進出。2023年には新たに「ハンファビジョン」と社名を変更しました。サイバーリンクは1996年に設立され、AI顔認証技術やマルチメディア関連ソフトウェアを提供しています。両社ともに業界のリーダーとしての地位を確立しています。
今回のショールームの導入は、両社の技術がどのように実際の環境で機能するかを示す大きなステップとなります。最新の技術を直接体験し、安全性を向上させるためのソリューションをご覧ください。