自動車サイバーセキュリティの新たな幕開け、合同会社WHITE MOTION設立セレモニー

自動車サイバーセキュリティの新たな幕開け

自動車部品メーカー、カルソニックカンセイ株式会社とフランスのQuarkslab社の共同プロジェクトである「合同会社WHITE MOTION」が、2023年7月18日に設立されました。これを記念して、2023年9月6日、在日フランス大使館にて設立セレモニーが開催され、多くの関係者が集まりました。

設立の背景と意義

自動車業界は、コネクテッドカーや自動運転技術が急速に進展しています。それに伴い、サイバー空間における脅威対策が重要な課題となっています。これまでの技術や知識の枠を超えた新たなアプローチが求められる中、カルソニックカンセイはQuarkslab社とのパートナーシップを結び、更なる技術革新を目指しています。

セレモニーの様子

当日は、約200名の参加者が集まりました。ローラン・ピック駐日フランス大使によるスピーチで、日仏のパートナーシップの重要性が強調されました。大使は、WHITE MOTIONの設立を、両国の技術の相互補完の象徴とし、強固な協力関係の構築を期待すると述べました。

続いて、合同会社WHITE MOTIONの最高経営責任者である蔵本雄一氏がプレゼンテーションを行い、同社が目指す公益性と業界全体の協力について語りました。「安全な社会を実現するためには、全ての関係者が力を合わせる必要がある」と蔵本氏は強調し、より安全な自動車の実現を目指す決意を表明しました。

WHITE MOTIONの mission

合同会社WHITE MOTIONは、自動車のサイバーセキュリティ向上を目指す企業で、主に車載セキュリティソフトウェアの開発・販売やセキュリティ教育を手掛けます。企業としての使命は、安全で信頼性の高いコネクテッドカーの開発に寄与し、クライアントのニーズに応えることです。

未来への展望

WHITE MOTIONの設立は、自動車業界におけるサイバーセキュリティの新たな章の始まりを意味します。テクノロジーの進化に伴い、自動車が直面する新たな挑戦に対抗するための力量を備えています。

今後、WHITE MOTIONとして、カルソニックカンセイとQuarkslab社の専門知識と経験を活かし、さらなる技術革新を進め、業界全体の安全性と信頼性を高めていくことが期待されます。この新たな企業が、自動車業界における安全技術の発展に寄与することを期待しましょう。