令和6年版情報通信白書が公開！デジタル技術の進化と社会への影響に迫る

総務省は、令和6年7月5日に「情報通信に関する現状報告」（令和6年版情報通信白書）を公表しました。今回の白書は、第1回公表から数えて52回目の発表となります。

特集では、令和6年能登半島地震における通信・放送インフラの被害状況や復旧に向けた取り組み、メディアが果たした役割などが詳細に分析されています。地震発生時の通信インフラの脆弱性や復旧の遅れが浮き彫りになったことから、今後の強靱化に向けた対策の必要性が改めて強調されています。

また、白書では「進化するデジタルテクノロジーとの共生」をテーマに、AIやIoTなどのデジタル技術が社会・経済に及ぼす影響について考察しています。これらの技術がもたらす新たな可能性とリスクを分析し、倫理的な課題やプライバシー保護、セキュリティ対策など、健全なデジタル社会を実現するための課題と展望が示されています。

令和6年版情報通信白書は、総務省のホームページで全文を公開されています。さらに、書籍版は主要書店や政府刊行物サービスセンターなどで販売される予定です。電子書籍版も、Kinoppy、Kobo、Kindleなどの電子書籍ストアで無料で公開されます。

総務省では、スマートフォンやタブレットで情報通信白書を閲覧できる専用アプリも提供しています。アプリはApp StoreやGoogle Playから無料でダウンロードできます。

情報通信白書は、最新の技術動向や社会情勢を把握し、情報通信政策の議論や今後の社会設計に役立つ重要な資料です。本白書の内容を参考に、デジタル技術の進化と社会との共存について深く理解し、未来への展望を検討してみてはいかがでしょうか。