デジタルマーケティングの新たな流れ
近年、コロナウィルスの影響で世界中でデジタル化が急速に進んでいます。特に日本の地方においては、デジタルマーケティングへの出遅れが経済成長に影響を及ぼす懸念が増しています。そんな中、栃木県庁のデジタル戦略室が中心となり、株式会社キネッソジャパンと共に「デジタルシフト研究会」が立ち上げられました。この取り組みは、地域の中小企業がデジタルマーケティングのノウハウを身につけ、活用できるようにすることを目的としています。
この研究会においては、2020年7月から11月にかけてsembear合同会社による実践的な講義が行われました。提供されたコンテンツは次の4つです。
1.
ゴールとKPI
2.
検索エンジンマーケティングの基礎
3.
タグマネジメントとデータ活用
4.
デジタルマーケティングの未来
(マーテクの地殻変動と加速するOMO)
これらの内容は、従来の企業向けマーケティングノウハウを参考にしつつ、地域自治体に特化してカスタマイズされています。特に、地方自治体が成功指標を明確に設定することが難しい点に焦点を当て、実務に近い形でのグループワークも取り入れたのが特徴的です。
この取り組みの背景には、中小企業を取り巻く環境が急激に変化しているという現実があります。以前のマーケティング手法が通用しない時代となり、特に昨今のプライバシー保護技術の進展も影響を与えています。このため、最新の技術やノウハウを学ぶことは企業の生き残りにとって必須といえるでしょう。
また、デジタルマーケティングは低コストで始めやすく、世界中のターゲットにリーチできる可能性を秘めています。栃木県がこの分野で成功すれば、他の地域でも観光業や特産品のプロモーションなどを通じて地域経済にプラスの効果をもたらすことが期待されます。
sembear合同会社は、栃木県とのこの取り組みを通じて培った知識を他の地域にも広げることで、地域経済の活性化に貢献していく意向を示しています。地域に根差したデジタルマーケティングの普及は、今後さらに重要となるでしょう。
sembear合同会社について
2020年に設立されたsembear合同会社は、マーケティングテクノロジーにおける豊富な経験を生かし、デジタルマーケティング人材育成プログラムや国内企業のマーケティング支援を行っています。広告代理店向けのトレーニングプログラムも行っており、多くの卒業生が業界で活躍しています。
- - 社名: sembear合同会社
- - 所在地: 東京都渋谷区本町
- - 代表者: 治田耕太郎
- - 設立: 2020年1月7日
- - 公式ウェブサイト
- - 公式Twitter
地域の未来を切り開くデジタル戦略が、栃木県から全国へと波及していくことを願っています。