奈良県の消防職員が学ぶ心のサポートの重要性
2026年、奈良広域消防組合は、NPO法人AQUAkids safety projectが運営する「バイスタンダーサポートサイト」と共同で、消防職員向けの講演会を開催する。この講演は、彼らが「バイスタンダーサポートの必要性」と消防の役割について学ぶ貴重な機会となる。この集まりは、毎年9月9日の救急の日に合わせたもので、心のケアに焦点を当てた内容が主題となる。
バイスタンダーの役割と責任
バイスタンダーとは、現場で救命手当を行う市民を指すが、彼らは救助が終わった後も様々な精神的な苦悩を抱えることがある。救命手当を行った人々は、「あの時の対応は正しかったのか?」や「その後、救助した人はどうなったのか?」といった不安に直面する。このため、救命後に支える仕組みが必要とされる。これを明らかにしたのは、2025年の提言で、バイスタンダーの約50%が不安を感じていることが示されている。
必要な支援体制
奈良県広域消防組合とNPO法人が協力することで、救命手当をした市民が抱える不安を軽減できるよう、消防から専門的な相談先として「バイスタンダーサポートサイト」が紹介される予定だ。すでに実際に寄せられている相談内容には、「救命手当後にもう手当てをしたくない」といった悲痛な声もある。このような体験から、心のケアを求める必要性が高まっている。
心的ストレスへの理解
「救命手当をしたけれど、そのあとが辛い」という思いを持つバイスタンダーが増えているのは、救命普及の中で見逃されていた現象だ。社会全体で救命手当を奨励している中、手当を行った後の相談窓口が不足しているとの現状をしっかり受け止めなければならない。
バイスタンダーサポートサイトの設立
バイスタンダーサポートサイトの設立をきっかけとして、心のサポートが重視されるようになった。このサイトの代表、すがわらえみ氏自身も、かつて救命手当を行った経験があり、その重要性を身をもって体感した。この経験から、今後は実際にバイスタンダーが悩みを相談できる体制を構築することが急務であると感じ、活動を行なっている。
今後の展望
奈良県広域消防組合との連携は、「救命手当をして終わり」という考え方を変え、「助けた人も支える」ことが重要であるという視点を提供する。また、救急の日を前にすることで、この問題が広く認識され、より多くの人々に必要なサポートが行き届くようになることを期待している。
取材のお願い
「市民が救援した後、その心のケアはどこにあるのか?」という問いが、多くの人々に向けて問いかけられる時が来た。この新たな取り組みが、救急体制の向上に寄与することを願っとともに、社会全体でバイスタンダーが支え合う体制の構築を目指して欲しい。ぜひこの機会に、取材を通じて広く知っていただきたい。
開催概要
- - 日時: 2026年9月7日(月)10:00~12:00
- - 場所: 奈良県広域消防連合消防本部5階
- - 内容: 講演「バイスタンダーサポートの必要性と消防に期待される役割」
- - 対象: 奈良県広域消防組合消防職員
- - 主催: 奈良県広域消防組合
お問い合わせ: NPO法人AQUAkids safety project・バイスタンダーサポートサイト
メール:
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