東芝ライフスタイルの「大清快」シリーズが受賞
東芝ライフスタイル株式会社のルームエアコン「大清快」シリーズ、特にモデルRAS-U402DR、RAS-U562DR、RAS-U632DRが、2024年度省エネ大賞において製品・ビジネスモデル部門の「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。この受賞は、省エネ製品が重要視される中での大きな成果です。
近年、2050年までのカーボンニュートラルの実現に向け、家庭のエネルギー消費の大半を占めるエアコンに対し、より高い省エネ性能が求められています。特に、近年の猛暑による使用時間の増加が、この需要を一層高めています。 東芝では、エアコンの使用実態に基づき「省エネ」と「快適性」を兼ね備えた製品の開発を進めています。
受賞商品「U-DRシリーズ」の技術
受賞したU-DRシリーズには、消費電力の大部分を占める圧縮機や熱交換器、エネルギー効率を高める力率改善回路などが新開発されています。これによって、以下のような高性能と快適性が実現されています。
1. 「弱冷房」モード
新開発の技術により、このモードでは消費電力を大幅に削減しつつ、部屋をゆっくりと冷やすことが可能です。運転開始後、約3時間で消費電力を約48%減少させることができ、使用者は電気代を抑えられます。このモードは、環境に配慮したいユーザーにとって理想的な選択肢となります。
2. 高精度レーダー技術による「節電冷房・暖房」モード
この技術は車の自動運転や気象観測で使われるレーダーを搭載し、人の位置をリアルタイムで追跡します。これにより、必要なタイミングで風を送ることができ、冷房・暖房の効果を維持しつつ消費電力を約40%削減できます。この先進的な技術は、居住空間での快適さを向上させつつ、省エネ効果を最大限に引き出します。
3. 快適性向上を目的とした「無風感」モード
新たに搭載された無風感ルーバーにより、エアコンの風の直接的なあたりを軽減できます。これにより、長時間エアコンを使用しても快適な温度を保てるため、夏場の厳しい暑さでもストレスを感じることなく過ごせます。
未来への取り組み
今年度受賞した「大清快」シリーズは、2025年1月29日から31日に東京ビッグサイトで開催される「ENEX2025」のアワードコーナーでの展示が予定されています。製品の評価が行われることで、さらなる関心を集めることが期待されます。 東芝は今後も省エネ性に優れた製品の開発を進め、環境負荷の低減に貢献することを目指しています。
省エネ大賞について
省エネ大賞は、国内の省エネルギー活動を推進するために、優れた取り組みや製品を表彰する制度です。 現在、国民の節電意識の高まりに合わせて、エネルギー効率の良い住宅や製品が注目を浴びています。 受賞を通じて、より多くの人々に新しい価値を提供したいと考えています。
東芝の新たなルームエアコン「大清快」は、快適な暮らしを守りながら、環境に優しい選択肢として、今後も注目され続けるでしょう。