バーチャル天王寺動物園が寄付金をプレゼント
2024年1月21日、近鉄不動産株式会社とクラスター株式会社が「バーチャル天王寺動物園」で得た売上金を大阪市の地方独立行政法人、天王寺動物園に贈呈しました。この寄付は、ユーザーがバーチャルワールド内で購入したアイテムの売上から生まれたもので、全額58,400円が動物園に寄付されます。
「バーチャル天王寺動物園」とは
天王寺動物園との共同制作による「バーチャル天王寺動物園」は、実際の動物園内のアフリカ・サバンナゾーンやてんしばゲートをメタバース空間で再現しています。このユニークなプロジェクトは、リアルな体験をデジタルで提供し、動物の特徴や行動様式を学べる貴重な場を提供します。
近鉄不動産とクラスターは、今後もこのプロジェクトを通じて、動物福祉の向上や地域の発展に貢献する意向を示しています。
寄付に対する感謝の声
天王寺動物園の園長、向井猛氏は「メタバースを通じて寄付をいただき、誠にありがとうございます。贈呈された寄付金は動物たちの健康や福祉の向上に役立てます」と述べ、感謝の意を表しました。寄付金が具体的に動物福祉にどのように活用されるか、今後も注目されます。
近鉄不動産とクラスターの思い
近鉄不動産の上席執行役員、吉野敏明氏は「天王寺動物園様とクラスター株式会社に感謝しており、今後もリアルとバーチャルを融合させる新たな街づくりに貢献していきます」とコメント。地域の発展に向けた取り組みの継続を誓っています。
また、クラスターの代表取締役CEO、加藤直人氏は「バーチャル空間でのユーザーの行動がリアルな動物園に貢献する新しい試みを喜ばしく思っています」と述べ、メタバースの地域貢献の可能性を示唆しました。
このようなプロジェクトは、単にエンターテインメントを提供するだけでなく、実際に社会的な価値を持つことが明らかになりました。バーチャル天王寺動物園がどのように成長し、地域に影響を与えるか、今後の展開が期待されます。
【贈呈式の様子】
贈呈式には両社の代表者が出席し、感謝状の贈呈が行われました。今後もバーチャルとリアルを融合させた新しい社会の創造が進むことでしょう。
このプロジェクトは、デジタル技術の進化と社会貢献が交差する場所に位置し、動物福祉向上のための支援の一環としてさらに発展していくことが期待されます。