元気な子どもたちとの出会いを求めて
日本財団ボランティアセンター(以下、日本財団ボラセン)は、東ティモールで実施される「子どもと未来を創るソーシャルアクションキャンプ」に参加する学生ボランティアを募集中です。このプログラムは、アジアで最も若い国、東ティモールの子どもたちに教育を通じた支援を行うことを目的としています。ボランティアの活動期間は、10月13日から22日、さらに11月3日から12日の2回あり、各陣に10人ずつ、計20人を派遣します。応募期限は8月22日までです。
東ティモールとは
東ティモールは、2002年に独立したアジアで最新の国で、この国の美しい自然環境や温かい人々が特徴です。珍しい透明な海に囲まれ、内陸には2,000メートル級の山々が連なっており、観光地としても知られています。しかし、独立闘争の影響で未だに社会インフラが脆弱で、特に教育や健康問題は深刻な課題です。東ティモールの人口の約4割は15歳以下で、平均年齢はわずか20.8歳。若い世代の可能性相応の支援が求められています。
教育の質の向上が急務
東ティモールでは、子どもたちの数が増える一方で、学校の数や教員が不足しているため、教育の機会が限られています。たとえば、低学年は午前中、高学年は午後の授業を受けるなど、学校が二部制をとらなければなりません。このような現状を受け、日本財団ボラセンのボランティアプログラムでは、学生が自ら得意な分野(スポーツ、語学、算数、手作り工作など)を活かして、子どもたちに教え、意見交換を行う活動を展開します。
プログラムの概要
- - 期間:第1陣 2023年10月13日(日)~22日(火)、第2陣 2023年11月3日(日)~12日(火)
- - 活動地域:東ティモールの首都ディリ
- - 集合・解散場所:成田国際空港
- - 内容:ボランティア活動のほか、国際機関訪問や地方都市との交流も予定されています。
- - 参加費用:3万円(往復航空券、宿泊・食事、交通費、保険含む)
参加条件と申し込み方法
参加を希望する方は、18歳以上の学生で、英語でのコミュニケーションが可能な方に限ります。申し込みは8月22日までとなっており、書類審査およびオンライン面談が選考プロセスに含まれます。
ラモス=ホルタ大統領からの賛同
この社会貢献活動に際し、2024年7月18日にやりとりされた文書によれば、ラモス=ホルタ東ティモール大統領もプログラムへの賛同を示しました。大統領のサポートにより、活動はさらに意義深いものとなるでしょう。
日本財団ボラセンの取り組み
日本財団ボラセンは2010年に設立され、多くの学生を支援してきました。東日本大震災の被災者支援をはじめ、今後は東ティモールでのボランティアに加え、さまざまな国際的な支援活動に取り組む意向です。多くの人々が参加し、新しい出会いと学びが期待されるこのプログラムにぜひご参加ください。