ファンケルが更年期世代を支援する新たな取り組み
『FANCL MENOPAUSE ACTION』が新たなステージへと進化しています。株式会社ファンケルは、更年期を新たな視点から考える活動を展開し、産業能率大学との共創を通じて、更年期に関する理解を促進する教材の公開などを行っています。この取り組みは、更年期世代の悩みを理解し、広く社会に意識を促すことを目指しています。
「FANCL MENOPAUSE ACTION」とは?
『FANCL MENOPAUSE ACTION』は「ひとりにしない、みんなの理解が支えになる」というメッセージのもと、2024年10月18日から更年期に関するWEBサイトや啓発動画を公開し、幅広い世代に対する理解の拡充を図っています。その中で、学生や成人世代向けの講座を実施し、さらなる知識の普及を目指しています。
このプロジェクトでは、当事者とのインタビューや意識調査を通じて、彼らが抱える「話したくても話せない」という課題に着目。当事者だけでなく、その周囲の人々にもリーチする活動が展開されており、これまではあまり語られることのなかった更年期の話題を積極的に取り上げています。
産業能率大学との協力
特に注目すべきは、産業能率大学との共創による若い世代へのアプローチです。学生から生まれたアイデアを基に、更年期に対する理解促進を行い、更年期についてのコミュニケーションを活発化させるための講座が企画されています。具体的には、「更年期についてコミュニケーションしやすくなるアイデア」をテーマにしたアイデアプレゼンテーションを行い、実際の学びを通じて若い世代の意識を高めています。
校内での啓発活動
また、学生たちが更年期に関する情報を広めるための啓発ポスターやステッカーが、産業能率大学内に掲出されており、2025年4月30日まで行われます。学生たちの意見を反映させたポスターや、「母の本音」をテーマにしたステッカーを使用することで、視覚的にも関心を高める狙いがあります。
加えて、無数の更年期の症状を英語に翻訳した英単語カードも、オープンキャンパスで配布される予定。このように、学習と両立させながら更年期問題への関心を高める取り組みを行っています。
無料でダウンロードできる教材の公開
さらに、3月10日には「MENOPAUSE LESSON BOOK-みんなで考える更年期のこと-」という教材がWEBサイトで公開されます。この教材は、学校や企業での研修に活用できるような内容になっており、更年期についての学びの機会を提供する目的で作られています。
反響の大きさ
『FANCL MENOPAUSE ACTION』のWEBサイトは、公開の翌月には500件以上のフィードバックを受け、計24万ページビューを記録するなど、大きな反響を呼んでいます。今後も、訪問者からの要望に基づいたコンテンツの拡充が行われていく予定で、より多くの人々に更年期についての理解が深まることが期待されています。
このように、株式会社ファンケルによる『FANCL MENOPAUSE ACTION』は、更年期世代だけでなく、次世代を担う学生や社会全体に向けて、更年期に関する情報を広げる重要な活動を展開しています。私たち一人ひとりが更年期についての理解を深め、支え合える社会の実現に向けて一歩進んでいきましょう。