小学生向け薬物乱用防止教育DVD『未来を選ぶ力』発売決定

新作DVD『未来を選ぶ力〜薬物についての大切なメッセージ〜』とは

公益財団法人麻薬・覚せい剤乱用防止センターが新たに手掛けたDVD『未来を選ぶ力〜薬物についての大切なメッセージ〜』が、2025年9月16日（火）より販売されることとなりました。このDVDは、特に小学校高学年を対象にしたもので、薬物乱用の危険性を理解しやすい形で伝えることを目的としています。教育の入り口に立つ子どもたちにとって、薬物に関する知識が重要であることを念頭に置き、視聴しやすく構成されています。

DVDの内容

本DVDは、アニメーション形式にて展開されており、擬人化されたキャラクター「ダメ。ゼッタイ。博士」が登場します。小学6年生の主人公、そうたくんと共に進められるストーリー仕立ての授業を通じて、視聴者は自然に薬物に関する理解を深めることができます。内容は、視聴者がそうたの気持ちになって感情移入できるように工夫されており、疑問に思ったことに主人公が質問することで、双方向的な対話が展開されます。これにより、一方的な説明だけではなく、楽しみながら学べる構成となっています。

特に、近年の社会問題などにも言及し、具体的な注意点を盛り込んでいる点が特徴です。子どもたちが直面するかもしれない薬物の危険を身近に感じ、考えるきっかけを提供する内容になっています。

メニュー構成

本DVDは2つのメニューで構成されており、合計20分間のビジュアル教材となっています。

- メニューA：薬物って何だろう？（13分）

このパートでは、薬物乱用の基本的な知識と、様々な薬物の種類、名称、形状について詳しく解説しています。特に薬物の心身への影響を具体的に紹介し、大麻や覚醒剤等がどのように人に影響を及ぼすのかを丁寧に説明しています。

- メニューB：薬物乱用と社会（7分）

メニューAのポイントを簡潔に振り返り、薬物乱用が社会に与える影響について考えます。また、薬物のない社会に向けた様々な取り組み、例えば麻薬探知犬の活用や啓発キャンペーンについても触れています。視聴していない方でも理解できるよう、要点の復習が行われています。

制作背景と意図

このDVDの企画・制作を担当した菅家氏は、「SNSの広がりによって、小学生でも薬物に関する情報に触れる機会が増えています。そこで、薬物乱用がなぜ有害であるのかを、子どもたちが簡単に理解できるようにしたいと考えました。また、特に懸念される大麻に関する最新の状況も詳しく解説しています」と語っています。彼らは、薬物乱用から身を守るための教育資材を提供し、次世代に向けた大切なメッセージを届けています。