上海国際整形美容外科学会で進化するアジアの美容医療

上海国際整形美容外科学会での講演

2025年3月22日から24日にかけて、上海で開催された「上海国際整形美容外科学会」に、聖心美容クリニックから統括院長の鎌倉達郎医師、大阪院副院長の大井弘一医師、そして聖心瑞蘭医療美容の丁奕如医師が登壇しました。今回の学会は、アジア最大級の形成・美容外科の国際会議として知られ、多くの著名な医師が参加しました。

学会の概要

この会議は、中国の上海国際会議センターで行われ、学会長は王文進教授が務めました。学会では、多様なプレゼンテーションが行われ、特に中国の医療関係者からの関心が高まりました。個々の医師が持つ専門知識や技術が共有される貴重な機会となりました。

鎌倉医師の講演内容

鎌倉医師は、「脱毛症に対する幹細胞を用いた細胞療法や無細胞療法の応用」というテーマで講演し、薄毛改善に向けた再生医療の最新技術について解説しました。最近、中国では再生医療に関する規制が緩和されつつあるため、現地の医師たちの関心を引く内容となりました。

大井医師のセッション

目頭切開（内眼角形成術）に焦点を当てた大井医師のセッションでは、アジア人に特有の日本独自の技術が取り上げられました。一般的な手術方法では「寄り目」と見えるリスクがある中で、寄り目を回避するための新しい手法が紹介され、多くの質問が寄せられました。

丁医師の発表

聖心瑞蘭医療美容の丁医師は、PRP（血小板豊富血漿）にbFGF（線維芽細胞成長因子）を用いた臨床応用について話しました。技術の細部やリスク管理に関する情報が共有され、参加者の反響も非常に良好でした。

ALL JAPANチームについて

「ALL JAPAN」は、高度な技術を持つ医師たちが集まり、アジアの美容医療の進展を目指すチームです。このチームは、日本のクリニックを越え、現地医師との交流や施術を行っています。また、中国整形美容協会とも連携し、美容医療の安全性を確保する環境改善にも取り組んでいます。

聖心美容クリニックのビジョン

聖心美容クリニックは、「とことん真面目に、美容医療」というスローガンのもと、高品質な医療を提供しています。全国に11院を展開し、30年以上の歴史を持つクリニックとして、再生医療を含む新技術をいち早く導入してきました。特に、在籍医師の90%以上が専門医資格を保有しており、業界全体の技術向上を目指した活動も展開しています。

このように、アジアの美容医療は技術革新に満ちており、今後も成長が期待されます。国際的な会議での発表を通じ、さらに多くの医療関係者と連携し、地域ごとのニーズに応えることが求められています。