デジタルダイナミック、AI開発向けGPUサーバーを東京府中に設置
デジタルダイナミック株式会社は、生成AIを活用した大規模な学習や推論に対応するAIクラスタの設置を開始しました。東京都内の最大規模の受電能力を誇るIDCフロンティアの東京府中データセンターを活用し、約500台のGPUサーバーを設置、今後も毎月150台を追加し、年内には2,000台規模へと拡大する計画です。この新たなインフラを利用することで、顧客に対し、より安全で安定した環境でのAIクラスタアセットマネジメントが提供できるようになります。
高性能データセンターの必要性
生成AIサービスの急速な成長に伴い、AIモデルの学習および推論計算の需要が非常に高まっています。その結果、AI開発を行うための高密度GPUが運用できる環境は限られており、多くの企業は外資系クラウドサービスに依存する状況が続いています。したがって、デジタルダイナミックは、適切な運用環境を提供する高電力、免震構造、低遅延ネットワーク、高度なセキュリティを備えたIDCフロンティアのデータセンターを選びました。この選択により、AI開発企業のニーズに応えるインフラが整うと考えています。
IDCフロンティアのコメント
IDCフロンティア株式会社の代表取締役社長、鈴木勝久氏は、「デジタルダイナミック様において、AI開発企業向けのGPUサーバーを設置していただけることを大変嬉しく思います。AI利用におけるデジタルインフラの高度な要求に応えられると確信しています」と述べています。これは、デジタルダイナミックにとっての強力な基盤となるでしょう。
未来に向けた展望
今後、デジタルダイナミックは、IDCフロンティアの増床計画や新規拠点(北海道、奈良など)の設置に併せて、AI開発向けのGPUサーバーを段階的に強化し、クラスタの規模を拡大していく方針です。また、地方銀行やファンドとの連携を進めることで、さらに加速的にクラスタを組成し、国内AIエコシステムを形成することを目指しています。保有者、利用企業、データセンターが共に成長できる基盤を提供することで、全ての国内企業が国産AIインフラ事業に参入できる環境を整えます。
AIクラスタアセットマネジメントとは
デジタルダイナミックが提供するAIクラスタは、複数のGPUサーバーを一つにまとめた高性能計算基盤です。ユーザー企業や投資家は、このクラスタを資産として保有することができ、また、外部に計算リソースを提供することで運用益を得ることができます。不動産や航空機のオーナーシップのように、専門知識や大規模な設備がなくてもAIインフラに参加できるという点が大きな利点です。
会社概要
デジタルダイナミック株式会社は、AIクラスタアセットマネジメント事業を中心に、データセンター運営やコンサルティング、サーバー製造・販売など幅広い事業を展開しています。所在地は東京都港区虎ノ門で、設立は2024年4月18日です。詳細については、
公式サイトをご覧ください。
お問い合わせ先
デジタルダイナミック株式会社広報担当
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