スラム街からのアートが東京へ──BONBO STARS展
BONBO STARSの誕生
アフリカ・ガーナのスラム街「アグボグブロシー」が、アートの新しい拠点として生まれ変わりつつあります。ここは、世界中の電子廃棄物が集まる“最大級の電子機器の墓場”として有名です。この地で活動する美術家・長坂真護氏は、廃棄物を使用してアートを制作し、その売り上げから地域の活性化を目指しています。そしてその活動の一環が「BONBO STARSプロジェクト」です。
プロジェクトの背景
プロジェクトは2019年にスタートしました。長坂氏は、アグボグブロシーに初の文化施設「MAGO E-WASTE MUSEUM」を設立した際、地元の若者たちがアート制作に関わり始め、彼らはアートの魅力に触れていきます。長坂氏は、彼らの中に潜むアートの才能に気づき、スラムから世界に羽ばたくスーパースターを育成したいとの想いを抱きます。
“BONBO”は現地の言葉で「幸福な」または「幸あれ」を意味し、彼らの未来への希望を象徴しています。
このプロジェクトの仕組み
BONBO STARSの作品は、日本などの先進国で販売され、その売上の10%がアーティストに還元されます。これまでに200点以上の作品が取引され、その収益はアーティストが新しい家を建築したり、学費に充てたりするなど、彼らの未来を築くために活用されています。また、残りの収益はアグボグブロシーのギャラリー「MAGO GALLERY Agbogbloshie」の運営や画材の購入に使用されています。
展覧会の魅力
本展は、12人のアーティストによる約50点の作品を展示します。厳しい環境からアートを通じて人生を変えた若者たちの成長や変化を感じることができる内容です。映像展示やアーティスト紹介は彼らのバックグラウンドを知るきっかけにもなり、アートと社会とのつながりを考える貴重な空間作りをしています。
展覧会情報
展覧会は以下のように開催されます:
- - 会期: 2025年4月26日(土)〜6月15日(日)
- - 会場: 万世橋チューブ(マーチエキュート神田万世橋 S1)
- - 住所: 東京都千代田区神田須田町1丁目25番地
- - 開館時間: 11:00~20:00(入場無料)
- - 休館日: 5月7日、6月2日
アクセス・お問い合わせ
アクセス方法や詳細は
こちらをご覧ください。
特設サイトは、
BONBO STARS特設サイトにて。
問い合わせはMAGO CREATION株式会社まで、メールでのご連絡をお願い致します:
[email protected]