食の安全を可視化
2020-07-01 08:00:45
日本の食品業界におけるテクノロジーで食の安全を可視化
日本の食品業界に新たな風を吹き込む
名古屋市を拠点とする株式会社LOZIと、アメリカ・ペンシルベニア州に本社を置くORGANICSMART社が組んで、新しい食品情報プラットフォーム「OrganicSmart」を展開します。このプラットフォームの目的は、生鮮食品の情報を消費者に「見える化」することにあり、飲食店や小売店が透明性を持った情報を提供できるようになります。2020年7月に設立された株式会社オーガニックスマートジャパンが、この取り組みを日本市場で推進しています。
画期的なブロックチェーン技術
株式会社オーガニックスマートジャパンは、データドリブンのテクノロジー企業であり、アメリカのORGANICSMART社が開発したブロックチェーンベースの食品情報プラットフォームを導入します。このプラットフォームは、食品に関するデータがユーザーによって検証され、消費者に透明に公開される仕組みを持っています。これにより、食品の起源やサプライヤーの情報が明確になり、改ざんができない環境が整います。
食品の安全性を見える化
このプラットフォームの最大のポイントは、食品情報の検証プロセスを通じて、消費者が自身の食べるものの安全性を評価できるようになることです。食品業界では、リスクが伴うトランザクションが多く、消費者の不安がつきまとっていました。しかし、透明性が担保された環境では、レストランや小売店、生産者も自社ブランドの信頼性を高めることができ、リピーターの獲得につながります。
SmartBarcode®でサプライチェーンを効率化
サプライチェーンの管理も重要な要素です。LOZI社が開発したSmartBarcode®を使うことで、生産者から消費者に至るまでの情報を一つのQRコードで管理することが可能になります。これにより、流通の各ステージでのトラブルを未然に防ぎ、効率的なサプライチェーンマネジメントを実現します。
実証実験と将来の展望
オーガニックスマートジャパンは、名古屋市の人気カフェ「THE CUPS」と連携し、有機野菜を提供する小豆島の生産者「HOMEMAKERS」とともに、7月中に実証実験を開始する予定です。さらに、コロナウイルスの影響を受けている飲食店や、安全性を訴求したいスーパーマーケットに対しても、このサービスを提供し、日本のブランド食材の輸出にも注力します。
結論
この新たな取り組みは、日本の食品業界における「食の安全」を可視化し、消費者との信頼関係を構築する大きな一歩となるでしょう。LOZIとORGANICSMART社の共同作業により、私たちの食生活が今後どう変わるのか、非常に楽しみです。また、これにより健康志向の消費者との新たなコミュニケーションも期待されており、今後の展開に注目です。
会社情報
- 会社名
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株式会社LOZI
- 住所
- 愛知県名古屋市中区錦2-19-1名古屋鴻池ビル11階
- 電話番号
-
052-212-8779