シマノが挑む、持続可能なトレイルの未来
シマノセールス株式会社が2026年から兵庫県神戸市と大阪府箕面市において、Trail Born Fundプログラムを展開することを発表しました。このプログラムは、マウンテンバイクのトレイル造成やその保護活動をデザインしたもので、世界中で確認されている成功事例を国内に導入するものです。
Trail Born Fundプログラムの概要
2014年に発足したTrail Born Fundプログラムは、これまでに18箇所のトレイル建設プロジェクトに対し、約1,000万ドル(約15億円)もの資金が支給されてきました。各国でのトレイルインフラの整備や管理運営団体への支援を行うこのプログラムは、国内ではまだ事例が少ない市場においても非常に意義深いものです。特に、フィールドそのものを支援する取り組みは、行政や地域社会との密接な連携を必要とします。
兵庫県神戸市の事例
神戸市では、2023年に六甲山の自然環境を活用した「神戸登山プロジェクト」が立ち上がり、次第にマウンテンバイクトレイルが新たなコンテンツとして加わりました。ここでは、地元のNPO団体と連携しながら、森林の再生やアウトドア利用の促進に向けた取り組みが進められています。2025年には初級トレイルが完成し、中級・上級コースの拡張も計画されています。
コミュニティとのつながり
神戸のプロジェクトでは、ライダーや地域住民が整備作業に参加できる公開イベントも設けられ、地域コミュニティの形成が進められています。こうした取り組みを通じて、自然と向き合う楽しさが地域に広まっていくのです。
大阪府箕面市の挑戦
続いて、大阪府箕面市では、箕面マウンテンバイク友の会が2012年からマウンテンバイクの普及とフィールド整備に関する活動を行っています。この友の会は、地元との信頼関係を築きながら、2021年からは箕面市の協力を受けて会員制フィールドの造成を始めました。放置された森林の再生を目指す中、7本のトレイルが完成し、今後は一般向けの公開も予定されています。
箕面市のフィールド
箕面市のハブスクエアは道具保管だけでなく、イベント時の出店エリアとしても活用される予定で、地域に根差した形での運営が進められています。レンタルバイク設置の計画もあり、これからますます多くの人々にマウンテンバイクの楽しさを伝える土壌が育まれます。
これからの展望
シマノは、これらの取り組みを通じて「自転車文化の創造」を理念に掲げています。競技を超えた、多くの人が楽しめる環境づくりが、日本のマウンテンバイク文化の発展には欠かせません。今後の国内展開にも期待が寄せられる中、持続可能なアウトドア文化を支えるための活動が各地域で広がっていくでしょう。
プロジェクトの意義
Trail Born Fundプログラムは、ただトレイルを整備するだけでなく、地域の持続可能な運営モデルを構築し、次世代へと文化が引き継がれるような取り組みを目指しています。シマノのトレイル支援活動は、もちろん国内に限らず、さらなる国際展開も視野に入れた持続可能なプロジェクトとして位置づけられています。これからの動きに目が離せません。
詳細な情報は
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