美容治療とスキンケアの新たな関係
美容皮膚科界で注目を浴びているドクターシーラボは、2025年8月16日に大阪国際会議場で開催された第43回日本美容皮膚科学会総会・学術大会において、「ドクターシーラボ スキンケアの革新:美容治療への補助的アプローチ」というテーマでランチョンセミナーを共催しました。このセミナーでは最新のスキンケア成分の効果とそれが美容治療に及ぼす影響について、医療法人社団 廣仁会の院長である菊地克子先生が講演を行いました。
現代の美容治療とそのリスク
近年、美容治療は急速に普及し、より多くの人々が手軽に利用できるようになっています。しかし、手軽さにはリスクも伴います。たとえば、これらの治療法は酸化ストレスや皮膚バリアの損傷、さらには炎症を引き起こすことがあります。このような状態は結果的に敏感肌を招く要因となるため、ドクターシーラボでは補助的なスキンケアが不可欠と考えています。セミナーでは、そうした観点から得られた研究成果が発表されました。
AHPの効果と美容施術との相乗効果
ドクターシーラボが注目したのは、AHP(アセチル化ヒドロキシプロリン)という成分です。これは皮膚の弾力や柔軟性を向上させることができるため、敏感肌の鎮静やバリア機能のサポートに寄与します。特に、AHPを配合した製品とともに美容施術を行うことで、施術効果が高まることが臨床試験で明らかになりました。
たとえば、IPL(Intense Pulsed Light)という美容施術とAHPを併用することで、施術後の肌が適切に保湿され、赤みの鎮静を妨げない効果が確認されました。この結果は、今後の美容治療におけるスキンケアの重要性を改めて示すものでした。
APPSによる皮膚の老化兆候の軽減
また、APPS(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na)を配合した化粧水に関する研究も発表されました。APPSは肌の保湿やハリ、ツヤを向上させることで知られています。特に、8週間にわたる使用によって肌の状態が大きく改善され、「うるおい21.6%」、「ハリ14.6%」、さらに「ツヤ8.7%」の向上が確認されました。
このAPPSをIPL施術と併用することで、さらなる効果が得られ、肌の水分量や弾力性が向上しました。この研究は、APPSの活用がいかに早期老化を防ぐかを示す成果となったのです。
結論
ドクターシーラボは、これらの研究結果を今後の製品開発に生かし、美容治療とスキンケアの融合を図るとしています。新たな解決策を追求し、すべての人に無限の美しさを提供することを目指しています。今後のメーカーの動きに期待が寄せられます。美しさの可能性を広げるために、スキンケアの重要性を再認識したいものです。