予防医学の新展開
2020-08-02 09:38:04
薬剤師が提案する予防医学の新たなステージ、クラウドファンディング開始!
日本全国で、予防医学の重要性が高まっています。その中でも、特に薬剤師の役割は非常に大きいと言えます。このたび、全国の薬剤師や薬局を通じて予防医学を普及させるためのクラウドファンディングがスタートしました。この活動は、一般社団法人日本予防医学薬剤師協会の設立と同協会が主催する予防医学士プログラム横浜校の開校を目指しています。
日本には、平成30年度末時点で59,613軒の薬局が存在し、薬剤師は311,289人が登録されています。薬局は、単に薬を提供するだけでなく、地域住民の健康に関する悩みを解消するための相談拠点としても機能しており、クラウドファンディングによってさらなる健康相談の体制を整えていくことが期待されています。
このクラウドファンディングの成果として、予防医学に関心を持つ薬剤師に対しての研修やサポートが提供され、地域の薬局が健康を支える場所として活用されるようになるでしょう。また、この活動を通じて、薬剤師の新たな専門性として“予防医学薬剤師”という職業が浸透し、医療における薬剤師の地位を確立していくことが狙いです。
特に、最近放送開始された映画「アンサングシンデレラ」は、薬剤師の重要性に光を当て、多くの人々が薬剤師という職業に関心を持ち始めています。SNSでも、薬剤師の活躍を伝える投稿が多く見られ、7月には1本の動画が65,000回以上再生されるなど、薬剤師の存在が広がりを見せています。このようなドラマの影響も、薬剤師への注目を高めています。
さらに、予防医学士プログラムでは、身体の悩みを自己改善する方法を学ぶことができます。毎月の勉強会や個別カウンセリングも設けられ、参加者は自身の体質改善を実感しつつ、それを周囲との健康のコミュニケーションのきっかけにしていけるのです。
特に、神奈川県に新たに設けられる横浜校では、まさにその第一歩となる地点を提供します。東京や大阪などの主要都市に続いての開校であり、ZOOMを使ったオンラインセミナーも行われるため、全国どこからでも参加可能です。これにより、北海道から沖縄まで、より多くの人に平等に予防医学を学ぶ機会が与えられます。
また、クラウドファンディングにおいては、個別カウンセリングや体質改善を体験できるプログラムが準備されています。これを通じて、一般の方々にも予防医学の知識や実践を広め、地域の健康を支える取り組みが今後一層進むことが期待されています。
地域の薬剤師たちがこの活動をきっかけに、健康というテーマでのつながりを深めていくこと、そして個々が持つ健康意識を向上させることができれば、最終的には地域全体の健康レベルの向上につながるでしょう。サポートを通じて、薬局がただの医療の提供場所から、地域の健康を担う存在になっていくことが、これからの目標です。今回のクラウドファンディングは、その重要な第一歩となるでしょう。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人日本予防医学薬剤師協会
- 住所
- 電話番号
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090-6033-4442