関東経済産業局とPR TIMESの連携による地域企業支援の新たな展開

地域企業の情報発信を支援する新たな取り組み

関東経済産業局は、地域経済に貢献する企業の情報発信力を向上させるため、プレスリリース配信サービスを提供する株式会社PR TIMESと連携協定を締結しました。この取り組みにより、地域未来牽引企業などが一定の条件のもと、PR TIMESのサービスを無償で利用できるようになります。

連携協定の背景と目的

関東経済産業局は、地域の企業が収益を上げられる力、「稼ぐ力」を高め、ひいては地域経済を活性化する施策を展開しています。一方、PR TIMESは、企業の情報発信をサポートし、効果的な広報支援を行っており、地域企業が抱える情報発信の課題解決に寄与しています。デジタル化の進展により、情報が氾濫する現代において、企業にとって正確で適時な情報発信は不可欠です。そこで、関東経済産業局はPR TIMESとの連携を通じて、地域経済に貢献する企業を広報の面から支援することを決定しました。

主な連携内容

この協定では主に以下の2点が定められています。
1. 地域未来牽引企業などがPR TIMESのプレスリリース配信サービスを無償で利用できる（登録から6カ月間、プレスリリースは最大3件まで配信可能。ただし、過去にサービスを利用した企業は対象外）。
2. 関東経済産業局の施策等をPR TIMESを通じて発信し、地域企業への支援策を強化する。

今後の展開

関東管内には、優れた技術や製品、サービスを持つ中堅・中小企業が多く存在しています。これらの企業の広報機能を強化するため、PR TIMESとの協力にとどまらず、実際にプレスリリースを活用した情報発信に関するセミナーも開催されます。このセミナーは2024年1月18日（木曜日）に行われ、地域企業が情報発信の重要性を学ぶ場となります。これにより、中堅・中小企業の「稼ぐ力」を向上させることを目指しています。

地域未来牽引企業とは

「地域未来牽引企業」は、経済産業省が定める基準に基づき、地域経済に大きな影響を持ち、成長が期待される企業として選定されています。全国で4,730社、関東地域だけでも1,187社が指定されています。このように選ばれた企業が、地域発の成長を牽引することで、さらなる経済活性化が期待されます。

PR TIMESの役割

PR TIMESは、メディア記者向けにプレスリリースを配信するだけでなく、自社及びパートナーメディアでの掲載にも力を入れています。2023年8月時点では、8万7000社以上の企業が利用し、上場企業の55%が登録しています。また、月間のサイトアクセス数は約9000万PVに上ります。このような広報支援を通じて、地域企業の情報発信をより強力に後押ししていきます。