ユーザー参加型プラットフォーム
2025-08-08 14:59:46

TISとオプテージ、ユーザー参加型プラットフォームのPoCを開始

TISとオプテージが共同実施するPoC



TIS株式会社と株式会社オプテージは、2025年8月13日から顧客ロイヤリティの向上を目指した新しいユーザー参加型プラットフォームに関するProof of Concept(PoC)を開始します。このプロジェクトは、TISの情報銀行プラットフォーム「ペルソナバンク」とオプテージのファンコミュニティサイト「マイネ王」を活用して、ユーザー同士が調査依頼や情報を共有することを目的としています。

プラットフォームの背景と目的



モノやサービスを選択する際に、満足感やウェルビーイングが重視される昨今、その過程で地域社会への貢献も意識されています。近年の調査結果によれば、地元の店舗を利用することがウェルビーイングの向上に寄与することが報告されていますが、それに対して日本国内では約40%の人々が孤独感を抱いているとのデータもあります。この背景を受け、TISとオプテージは「人と人がやさしさや想いをやりとりできる仕組み」を構築するための取り組みを行っています。

PoCの実施内容



このPoCでは、「マイネ王」コミュニティを通じてユーザーが場所に紐づく調査依頼を投稿し、他のユーザーがその依頼に応じることでパケットが譲渡される仕組みが導入されます。ユーザーは自身の地元に関する情報を求めることや、他の地域に知見を広げることができ、また情報の提供側にも報酬が与えられる形式です。このような相互作用によって、ユーザー参加型体験が生まれることを目的としています。

実施期間は2025年8月13日から9月30日までで、参加ユーザーは地図上にピンを設定し、譲渡するパケット容量と合わせて調査依頼を投稿することができます。例えば、特定の店舗のおすすめメニューについて教えてもらったり、現在の混雑状況を写真で知ったりする調査依頼を出し、他のユーザーが情報を提供することで、依頼者から提供者にパケットが譲渡される流れとなっています。

各社の役割



このPoCでは、TISがプラットフォームの設計と構築を担い、オプテージが「マイネ王」コミュニティの提供とパケット譲渡機能との連携を行います。先進的な技術とコミュニティの運営を組み合わせることにより、利用者に価値のある新しい体験を提供できることが期待されています。

今後の展望



PoC実施後は、参加状況及びその後の行動について定量的・定性的に調査・検証を行い、その結果を踏まえたレギュラーコンテンツ化の検討に進む予定です。これにより、ユーザーの課題解決を通じたさらなるエンゲージメントの向上や、他事業者との連携を強化していく計画です。

まとめ



TISとオプテージの取り組みは、ただ顧客ロイヤリティを高めるだけでなく、孤独感や情報の偏在といった現代の課題に対する解決策としても期待されています。今後の展開に目が離せません。


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会社情報

会社名
TIS株式会社
住所
東京都新宿区西新宿8-17-1住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071

トピックス(IT)

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