株式会社サイエンスアーツ、Buddycomの新たな選択肢を提供
株式会社サイエンスアーツが2025年4月1日より、ライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」のオンプレミス版「Buddycom On-Premises」の提供を開始することを発表しました。この新製品は、フロントラインワーカー同士の円滑なコミュニケーションをサポートし、機密情報を厳格に管理することができる点で注目を集めています。
Buddycom On-Premisesの特性
Buddycom On-Premisesは、従来のクラウド版Buddycomが持つ機能に加え、オンプレミス環境での導入が可能になることで、企業のセキュリティニーズに対応します。これにより、音声通話、録音、テキスト化、画像共有、映像配信といった多様な機能を活用しつつ、機密情報を安全に保管・管理できるようになります。
提供の背景
近年、SaaS(Software as a Service)市場は急速に成長する一方で、オンプレミス環境の必要性が高まっています。特に、工場、病院、官公庁など、機密性の高い情報を取り扱う業種においては、独自のセキュリティ基準が求められ、オンプレミスでの運用を希望する声が多くあります。
このような市場のニーズに応じて、株式会社サイエンスアーツは、これまでのクラウドサービス「Buddycom」の技術を基盤に、新たにオンプレミス版を開発しました。これにより、コミュニケーションにおいてはレガシーシステムからの脱却が可能となり、デジタルトランスフォーメーション(DX)が現場に届けられることが期待されています。
Buddycom On-Premisesの利点
- - データの自社管理: 他のサービスと異なり、自社内にデータを保存・管理することで、情報セキュリティやコンプライアンスの遵守が容易になる点が特筆されます。
- - 自営網での通信インフラ: 災害発生時でも自営網を通じてコミュニケーションを確保できるため、継続的な運用が可能です。
- - 高性能と拡張性: リアルタイム通信技術を取り入れることで、オンプレミス環境でもクラウド版と同等の性能を提供します。
- - スムーズな移行: 既にクラウド版を利用しているお客様には、円滑にオンプレミス版への移行を支援する体制も整えています。
今後の展望
株式会社サイエンスアーツは、今後もさまざまな企業ニーズに応えるため、機能拡充や新たなサービスの開発に尽力する計画です。また、グローバル市場での展開も視野に入れ、多くの顧客に支持されるソリューションを提供していくことを目指します。今回のBuddycom On-Premisesは、その第一歩として位置づけられるでしょう。