「マップフォー」の新たな拠点開設
名古屋大学から生まれたディープテックスタートアップ、株式会社マップフォーは、2025年1月6日、愛知県名古屋市に新しいオフィスを開設しました。この引越しは、同社の事業が成長し、需要が増加する中で、組織を強化するための重要な一歩です。
1. 新オフィスの背景
マップフォーは、自動運転を中心とする3次元地図や位置推定技術、環境認識技術の研究開発を行っています。これまで、数多くのパートナー企業と連携し、業界をリードするテクノロジーを駆使して様々な課題解決に挑んできました。その結果、自動運転や測量だけでなく、インフラ設備点検やエンターテインメント分野へも技術が導入され、業績が著しく成長しています。実際、過去4年間には売上高が6.4倍に増え、年平均成長率も69.4%を超えています。
2. 市場の成長性と新たな需要
3次元空間情報の活用範囲は急速に拡大しており、自動運転やインフラ設備管理の現場では特に大きな需要があります。人口の高齢化や労働力不足に直面する国内では、自動運転技術が福利厚生向上の鍵として期待されています。また、2030年までには運転手不足が34%に達すると予測され、これに対する解決策として自動運転技術の社会実装が進められています。
重要なインフラにおいても、保守や点検に従事する技術者が減少する見込みです。そのため、3次元空間情報の集約や新しいデータプラットフォームの構築が急務となっています。マップフォーはこのような状況の中、新たな技術開発を加速していきます。
3. 新オフィスのコンセプト
「未来のテクノロジーを創造する拠点」というコンセプトのもと、新オフィスは多様なバックグラウンドを持つプロフェッショナルが集まり、知見を融合させる場となります。従業員一人ひとりが力を発揮できる環境を整え、創造性と生産性の両立を図ることを目指しています。
エントランスには会議室「IDEAL」があり、その他にも「WONDER」や「NEXUS」などの会議室が設けられています。フリースペースも完備し、前向きなコミュニケーションが生まれる場としています。
4. 代表者のコメント
新しい拠点に移転することは、当社が着々と成長している証でもあります。代表取締役の橘川雄樹氏は、「新オフィスで従業員が最大限の力を発揮できる環境を整え、さらなる成長を目指します」と強調しています。
共同代表の田中一喜氏も、「マップフォーは自動運転向けの3次元地図事業からスタートし、様々な産業へと進化してきました。支えてくれる皆様に感謝しつつ、これからも成長を続けていきます」と述べています。
5. 今後の展望と採用の強化
マップフォーは、事業のさらなる発展に向けて人材の採用も強化しています。「技術で社会を導く」というビジョンを実現するため、情熱を持った仲間を募集しています。カジュアルな面談も受け付けており、興味のある方は是非応募してみてください。
6. 新オフィスの概要
新オフィスは、愛知県名古屋市中区錦二丁目に位置し、名古屋市営地下鉄「丸の内駅」から徒歩3分、「伏見駅」からは徒歩4分と便利な立地です。事務所の連絡先は
[email protected]です。
設立以来、マップフォーは「社会の変革と創造へ、技術で導く」というビジョンのもと、さまざまな3次元空間情報の認識技術を社会実装してきました。今後の成長に期待が高まります。