ICT教材の進化を追求する『CHIeru Magazine』春夏号が登場
2025年4月1日、チエル株式会社が発行する教育ICT情報誌『CHIeru Magazine』の2025春夏号が刊行され、全国の教職員や教育関係者に無料配布されることが発表されました。このマガジンは、学校教育におけるICT活用を促進することを目的としており、多くの教育関係者に重宝されています。
教育現場を支えるための情報提供
『CHIeru Magazine』は、小学校から大学までの幅広い学校現場におけるICT活用をテーマにしており、年に2回の発行を行っています。最新号では、教育政策やICT環境整備の重要性についての有識者インタビューや、実際にICTを導入している学校や教育委員会の事例が紹介されています。
特に注目すべきは、次期学習指導要領に関する議論を中心に行った巻頭インタビューです。東京学芸大学の堀田龍也教授が、新しい学びの形について詳しく述べており、デジタル技術を利用した教育の未来を見据えています。「質の高い、深い学びを実現するためには、柔軟な教育課程の必要性が問われています」と彼は語ります。これにより、多様な子どもたちに対応した新しい学びのスタイルが求められる時代に突入しています。
特集記事の魅力
今回の号には、特に注目すべき3つの教育現場の実例があります。まずは広島県の廿日市市立宮園小学校です。この学校では、「自由進度学習」という自立した学びを実践しており、子どもたちは自分自身のペースで学ぶことができます。このような取り組みによって、子どもたちは主体的に学び、自己判断力を育むことが期待されています。
次に、熊本県天草市立御所浦中学校が挙げられます。この学校では、全校生徒34人という小規模ながら、地域と連携を深めながら大きな教育改革に挑戦しています。過疎化が進むこの島の子どもたちが、将来社会で活躍することを目指しています。
最後に、茨城県つくば市教育委員会の取り組みです。生成AIを活用し、子どもたちの探究的な学びを支える存在として位置づけています。これにより、子どもたちは新しい発想や視点を持つことが可能になります。
セミナーの開催について
さらに、2025年4月20日には「チエルマガジンセミナー2025年春夏」が開催される予定です。このセミナーでは、教育現場でのICT活用をテーマにした講演が行われます。参加者は教育委員会関係者や教員志望の学生など、幅広い層が対象です。
このセミナーを通じて、多くの教職員がICTの利活用によって授業力を向上させるためのアイデアを得られることが期待されます。
最後に
『CHIeru Magazine』は、教育ICTに特化した情報を提供し、学校現場の改革をサポートしています。新たな教育の形が求められる今、ぜひこのマガジンを手に取って、最新の情報を得てみてください。また、セミナーの参加もお待ちしております。