紹興酒の新しい飲み方、南方急行が切り拓く文化
紹興酒と言えば、多くの人にとっては中華料理と共に楽しむお酒の代表格。しかし、一般的には銘柄や特徴よりも年数を基準に選ばれてきました。日本での紹興酒は、その豊かなバリエーションを体感する機会がほとんどなく、選択肢が限られたものになってしまっています。そんな中、南方急行が「紹興酒・体験価値向上プロジェクト」を発表しました。これは紹興酒を量り売りで提供し、選ぶ楽しみを顧客に提供するものです。
この新しい試みは、南方急行の運営を手がける株式会社オキナ商社が、中国の紹興市での若き日の文化を日本に再現することを目的としています。昔の中国では、甕から香りを楽しみながらその日の気分で量を選ぶのが一般的でした。これはもはや過去の文化とされていましたが、南方急行はこの魅力を現代に再生させようとしています。
甕から選ぶ量り売りが楽しめる店舗
南方急行では、店舗内に甕をディスプレイし、銘柄や特徴を明示します。客は250gや500gといった量を指定し、常温やお燗を選ぶことができます。この取り組みは単なる新メニューではなく、紹興酒を選択肢として再定義することを狙ったプロジェクトです。南方急行では、中国南方の料理と共に、文化として紹興酒を丁寧に伝えようとしています。
実際に店舗を訪れた際には、甕に並ぶ豊かな紹興酒のラインナップが目を引きます。お酒を選んでいると、まるで中国の市場にいるような感覚に浸れ、量り売りの楽しさを実感できるでしょう。また、店舗では有名な紹興酒の著者である門倉郷史氏が監修を行い、銘柄提案だけでなく、料理に合わせた楽しみ方まで提案するとのこと。これにより、紹興酒が単なるお酒ではなく、料理や場面に応じたペアリングが楽しめるものとなるのです。
文化体験としての「南方急行」
南方急行は、架空の鉄道会社「東アジア鉄道」をテーマにした居酒屋で、まるで旅に出かけているかのような体験を提供しています。中国南部の家庭料理を中心に、停止する各駅の文化をダイジェストで楽しむことができるのです。お酒にふさわしい料理との組み合わせも期待でき、ユニークな食文化を体感することができます。
訪れる際は、東京都新宿区に位置する店舗に立ち寄ってみてください。営業時間は月曜日から金曜日の昼間と夜、また土日祝日もオープンしており、気軽に足を運べる環境が整っています。定休日はなく、年末年始を除き、いつでも農耕のような文化的食体験を提供しているので、ぜひお楽しみください。
まとめ
南方急行の新たな挑戦は、単なる飲食体験を越え、文化の再生として注目されます。量り売り文化を通じて、紹興酒を見直すきっかけとなることを期待したいものです。時代を超えた飲み方、選び方を体験してみてはいかがでしょうか。要するに、紹興酒はその多様性を知ることで、より一層楽しめるお酒なのです。