ユビレジとPAYTREEが連携
株式会社ユビレジ(東京都渋谷区)が提供するクラウド型POSレジ「ユビレジ」は、キャナルペイメントサービス株式会社(東京都千代田区)が運営するQRコード決済ゲートウェイ「PAYTREE」との連携を発表しました。この新しい取り組みは、2025年10月23日から本格的にスタートします。
「ユビレジ」は、店舗ごとの運営スタイルに応じて様々な決済ニーズを満たすため、さまざまなキャッシュレス決済サービスとの接続を進めています。特に、「PAYTREE」にはPayPay、d払い、楽天ペイ、メルペイ、au PAYなど、50種以上のコード決済が対応しており、顧客の利用傾向や店舗の業態に応じて様々な決済ブランドを選ぶことができる柔軟さを持っています。
また、「PAYTREE」は専用アプリを使用することで、iPadを基にした「ユビレジ」と組み合わせ、1台のiPadのみで会計からコード決済までを完了可能な環境を整えています。これにより、加盟店は「PAYTREE」利用時に料金が不要という特長があり、初期の導入や運用の手引きが少ないため、様々なコード決済を気軽に導入できる選択肢として注目されています。
実際、この連携は居酒屋チェーンのモンテローザグループにも採用されており、全国で800店舗以上の運営でコスト効率と運用の簡便さが評価されています。これにより、店舗は来客者に対するサービスの質を向上させつつ、運営コストを最適化することが可能となります。
ユビレジは今後も、店舗のニーズに応じた機能開発や外部サービスとの柔軟な連携を進め、顧客体験の向上に貢献していく方針です。例えば、特定の業態や利用シーンに合ったオーダーシステムの開発や独自のデジタルサービスの拡充など、技術力を活かした取り組みが期待されています。
さらに、ユビレジは2024年に、大規模展開やチェーン店向けのシステム「ユビレジ エンタープライズ」を提供開始予定であることも注目です。これにより、より複雑な業務要件や運用体制に対応したサービスを拡張し、業界全体のデジタル化を推進することを目指しています。
この新たなQRコード決済の取り組みとユビレジの進化は、今後の店舗運営の在り方に大きな影響を及ぼすことが予想され、顧客と店舗の双方に新たな価値を提供することになるでしょう。ユビレジは、サービス業が本来提供すべき体験に焦点を当て、店舗運営を変革する未来を創造していきます。