縫製職人の夢をサポート！小倉メリヤス製造所の新しい試み

老舗縫製工場の新たな挑戦

小倉メリヤス製造所は、創業1929年の歴史ある縫製工場です。この工場は、これまで大手アパレルへのOEM生産を中心に活動してきましたが、近年では小規模のブランドを立ち上げたいという多くの志望者の声に応えるため、進化を続けています。

2016年スタートの超小ロット専業の東京ミニ工場「nuuiee」は、アパレル業界に新風を吹き込み、その後2021年には志を同じくする方々に向けた「ブランドサポートファクトリー」へとシフトしました。この変更により、未経験の方でも競争力のあるブランド運営が実現できる環境が整いました。

新社屋の完成と支援体制の強化

2022年11月には新社屋が完成し、超小ロット生産にさらなる対応力を持つようになりました。多くの縫製工場が相談しづらい雰囲気を持つ中、小倉メリヤス製造所では、特にブランド未経験者とも積極的にコミュニケーションを図れる体制を整えています。未経験者と職人との間のギャップを埋めるため、社員教育にも力を入れ、スタートアップの悩みをきちんと理解し、サポートする方針を徹底しています。

多様な相談内容と的確な支援

ご相談内容は様々ですが、特に多いのは企画段階のデザインや生地、糸選びに関することです。一般的には、事前にサンプルや仕様書を用意して依頼を進めるところですが、初心者の方にとってはそれが難しいこともあります。この点において、小倉メリヤス製造所ではブランド立ち上げを目指す方々が持ち込む雑誌の切り抜きや写真をもとに、イメージを具現化できるサービスを提供しています。

「アパレルブランドを立ち上げたいけれど、何から始めればよいか分からない」という声は年々増加しており、今年の3月、ホームページをリニューアルしてからもお問合せが続いています。小倉メリヤス製造所は、顧客の立場に立ち、一緒に成長していくビジネスパートナーの役割を果たすことを目指しています。

環境に配慮した、生産スタイル

従来の縫製工場では、大量生産を前提とするため、最低発注数量が100枚以上になることが多く、個人事業主にとっては大きなリスクとなる場合があります。小倉メリヤス製造所では、超小ロット受注生産に対応しているため、初期投資を抑えつつ、自分のブランドを始めやすくなっています。
さらに、裁断の際にゴミを出さない製造提案や、ハギレを使ったワークショップを提供しており、環境への配慮にも注力しています。

個別ニーズに応える多様なサービス

当社では、素材選びからニット製品の製作まで幅広く対応しています。特に、大手アパレルOEM工場としての経験を活かしたサービスを展開することで、個別ニーズに応じた提案が可能です。

「服作りを始めたいけど、どうすれば良いか分からない」といった場合は、お気軽にお問い合わせを。お打ち合わせの際は、来社やオンライン対応も可能で、柔軟に対応します。