いわきFC、2030年に向けた積極的な環境への取り組み
いわきFCを運営する株式会社いわきスポーツクラブは、持続可能な社会の実現に向けた努力の一環として、2024シーズンにおける温室効果ガス(GHG)排出量を算定しました。今回の結果は、新たなクラブの活動方針を示す重要なデータとなります。
環境負荷の可視化
いわきFCのミッションは「スポーツを通じて社会価値を創造する」こと。この理念を実践するため、環境負荷の可視化を行い、自らの影響を認識した上で、未来の削減に向けた具体的なアクションを踏み出しています。温室効果ガスの算定に関しては、専門機関である株式会社Zeveroの協力を得て進められました。
算定対象と各スコープ
算定対象となるのは以下の3つのスコープです。
- - Scope 1(直接排出): クラブが所有する設備や社用車からの排出。具体的には、社内設備の燃料燃焼や冷媒の漏洩等が含まれます。
- - Scope 2(間接排出): 他社から供給された電気や熱を使うことに伴う排出。
- - Scope 3(その他の間接排出): 購入した製品やサービスに関連する排出、及び廃棄物処理等が含まれます。
2024シーズンのGHG排出量
2024シーズンの総排出量は2,241 tCO2eと算定され、その内訳は以下の通りです。
- - Scope 1: 136 tCO2e (約6%)
- - Scope 2: 0.3 tCO2e (約0.01%)
- - Scope 3: 2,105 tCO2e (約94%)
特に、Scope 3に関しては全体の94%を占め、購入した製品やサービスからの排出が大きな割合を占めています。
具体的な排出要因
最も高い排出量を示すのは「購入した製品・サービス」で、これは1,712 tCO2eに達しています。その中でも、販売用グッズの仕入れが785 tCO2eを占め、選手の職務に関連する食事等が231 tCO2eとなっており、サプライチェーンが環境への影響を強く示しています。
再生可能エネルギーの活用
いわきFCでは、再生可能エネルギーを導入することにより、排出量を大幅に削減することができています。例えば、マーケット基準では、約221 tCO2eの排出量が0.3 tCO2eまで抑制されました。このような取り組みを通じて、クリーンエネルギーの実践が着実に結果をもたらしています。
今後の展望
いわきFCは、算定結果を基準にすることで、2030年までにScope 1の排出量を20%削減し、Scope 2はゼロを目指す方針を掲げています。サステナビリティへの取り組みとして、クラブ自らの運営を見直し、環境に優しい活動へとシフトする努力を継続していくと宣言しています。
また、観客やファンの移動に伴うGHG排出量も無視できないため、よりクリーンなホームゲーム運営を導入するための施策を考案中です。具体的には、公共交通機関の利用促進を図り、ファンとの共創を図っていくことが重要だとしています。
結論
いわきFCの持続可能性への取り組みは、単なる環境対策を超え、地域社会やファン、そしてスポーツ業界全体への影響を考慮した重要な一歩です。今後も、排出量の可視化と削減に向けた努力を続け、よりよい未来を築くために具体的な行動を推進していくことが期待されます。