立命館大学が開催する柑橘UNIVERSITYが尾道に集結する理由とは？

立命館大学による「柑橘UNIVERSITY」の開催

立命館大学（京都市中京区、学長：仲谷善雄）は、広島県尾道市瀬戸田を舞台に、特にレモンを通じた地域活性化をテーマとしたイベント「Lemon Adventure 5 柑橘UNIVERSITY〜柑橘で世界のひとと知がつながっていく〜」を2025年3月15日に開催します。このイベントは、地域の特性を活かし、持続可能な未来を考えるために、世界中の柑橘関連の知識を集める場となることでしょう。

GAstroEduプログラムの紹介

立命館大学では2020年から「GAstroEdu」（ガストロエデュ）というプログラムを進めています。これは、食を通して持続可能な未来を探るオンラインワークショップです。食という共通のテーマを通じて、地域と人、さらには新しい価値の共創を促進してきました。

特に、広島県尾道市や北海道の倶知安町と連携したプロジェクトが成功を収め、地域資源を活用した新しいビジネスの創出に寄与しています。2021年には、イタリア・アマルフィとのオンライン交流も実施し、レモンスイーツ開発が進行しました。このような取り組みは、地域の特性を生かして新たな魅力を創造するための重要な一歩となっています。

瀬戸田レモンの魅力

尾道市瀬戸田町は、日本一のレモン生産地として知られ、柑橘栽培が古くから行われています。特に「せとだエコレモン」は、安心・安全なフルーツとして評価されており、様々な加工品に利用されています。2023年には、同グループが日本農業賞大賞や農林水産祭天皇杯を受賞し、地域の誇りとなっています。

「柑橘UNIVERSITY」の目的

今回の「柑橘UNIVERSITY」は、地域の農業や文化を活かした産業のあり方を探求することに焦点を当てています。参加者は生産者だけではなく、消費者、観光業者、行政や教育機関の関係者など、幅広い分野の人々が集まり、柑橘をテーマにした価値づくりを考えます。特に、柑橘を通じて地域の魅力を再発見し、グラスルーツ・イノベーションを実現することを目指します。

トークセッションの内容

トークセッションでは、地域の皆さんや尾道市の市長を含む多様な専門家が登壇予定です。立命館大学の学長や副学長、食マネジメント学部の教授、さらには慶應義塾大学や早稲田大学の教員も参加し、それぞれの視点から柑橘に関わる知見を共有します。このような多元的な対話により、新たな知の創造が期待されます。

イベント詳細

このイベントは、対面とオンライン（Zoom）のハイブリッド形式で開催され、参加者は指定のベル・カントホールまたは自宅で視聴できます。イベントが提供するのは、単なる講演ではなく、地域資源を活用した価値共創と、世界の柑橘に関する知の結集です。事前申し込みが必要で、詳細は立命館大学の公式サイトで確認できます。

会社情報