製造業界の進化が求められる中、ラティス・テクノロジー株式会社は新たなイノベーションを提案しています。同社の主催する『製造業DX×3Dセミナー2024』が、東京のJPタワーホール&カンファレンスにて開催されることが決定しました。
このセミナーでは、同社の「XVL Web3D Manager」に新たに導入される「買い物かご機能」が披露されます。この機能は、補修部品の見積もりや発注作業を簡素化するもので、近年の製造業界における業務効率の向上を目指すものです。
新機能の背景と必要性
製造業は単なる製品の製造から、製品とサービスを統合し、顧客に新たな価値を提供するビジネスモデルへの変革が求められています。この新しい潮流において、アフターサービス領域で活用される3Dデータに注目が集まっています。
XVL Web3Dは、このようなニーズに応える形で開発されており、従来は個別のシステムで行われていた補給部品の見積もりや発注を、XVL Web3D内で直接行えるようになります。この変更により、手作業での転記ミスや発注漏れを防ぎ、業務の円滑化が図れるのです。
新機能の詳細
今回の「買い物かご機能」は、3Dパーツカタログシステムの機能を基にしており、部品選択やアセンブリ、作業工程をスムーズに管理できます。具体的には、3D画面や部品表から選んだ項目を一つのバスケットに収集し、その情報をメールで各担当者と共有することが可能です。また、バスケット情報は外部に出力でき、ERPシステムとの連携も容易に設定できます。
さらに修理作業の工賃見積にも対応しており、これによって工賃の標準化も実現できるのです。これは、製造業の業務革新を強力にサポートし、さらなるデジタルトランスフォーメーションを推進する大きな一歩となります。
セミナーの概要
『製造業DX×3Dセミナー2024』は、2024年9月27日(金)に開催され、日立建機、古野電気、ジャムコの各社からも講演が行われる予定です。業界の最前線で活躍する企業の実例を通じて、デジタルと3D技術の融合の可能性を探ります。
このイベントは、製造業DXに関心を持つ多くの人々にとって、非常に有意義なものとなるでしょう。参加は無料であり、誰でも事前登録を行うことで参加可能です。
まとめ
ラティス・テクノロジーは、今後さらに進化する製造業界において、一貫した3Dデータの活用を通じて、新たな価値創造を支援し続けます。新機能の「買い物かご機能」をはじめ、XVL Web3Dが業務改善に与える影響を大いに期待したいところです。
次回のセミナーでこの新機能に触れることができるのは、製造業界に携わる多くのプロフェッショナルにとって貴重な機会となるでしょう。ぜひ参加し、最新の取り組みを体感してみてはいかがでしょうか。