展覧会「民具これなーんだ?」の開催概要
武蔵野美術大学美術館・図書館では、注目の展覧会「民具これなーんだ?——民俗学者・宮本常一が美術大学に遺した民具コレクション」を開催します。この展覧会は、民具が持つ多様な魅力と、私たち現代人との繋がりを再認識させてくれるものです。
民具の魅力
民具は、日常生活に必要な道具として作られ、使用されてきたものです。それらは単なる生活品ではなく、手作りの温もりや自然素材の特性を活かした巧妙なデザインが施されています。この展覧会を通じて、私たちはそんな「暮らしの造形」としての民具を体感することができます。自然と人間の思惑が交差する空間で、驚きの発見と異文化との出会いを楽しんでいただけることでしょう。
展示内容
美術館が誇る約9万点の民具コレクションの中から、著名な民俗学者・宮本常一が集めた貴重なアイテムが一堂に会します。展覧会は、2020年から進めてきた資料の整理を基に、宮本氏とその学生たちの学びの場を紐解く内容です。
展示は全5章で構成され、各章ごとに異なるテーマが設定されています。まず第1章では、「なぜ美大に巨大な民具コレクションがあるのか?」という問いを通じて、宮本氏の人柄や哲学に迫ります。
第2章では参加型展示が行われ、訪れる人々がそれぞれの視点で民具を描く機会を提供します。これは、民具を通じて人々の創造性を引き出す試みです。そして第3章では、お馴染みの陶器や竹工芸、郷土玩具など、多岐にわたる民具の形にフォーカスします。
第4章では、同名のウェブ版「美術手帖」で連載された民具が実物展示され、デジタル技術を駆使した再解釈も行われる第5章に繋がります。「浮遊する貧乏徳利」と名付けられたこの章では、光の表現を用いて新しい視点から民具を見つめ直します。
加えて、会期中には民俗資料室の収蔵庫が公開され、見学することが可能です。収蔵庫の見学は、火曜日と木曜日の10:00から16:30まで行われ、事前の申込は不要です。
イベント情報
また、展覧会開催期間中には、様々なイベントも行われます。オープニングトークとして、三人の監修者によるクロストークを聴く機会があり、学習と交流の場としても楽しめます。参加者は無料で、どなたでも参加可能です。他にも、ワークショップや子ども向けイベント「みんみんフェス!」など、多彩なプログラムが用意されており、楽しみつつ学びの体験が提供されます。
最終日は特別な講演会が予定されており、宮本常一の遺産やその影響について深く考える貴重な時間に触れることができます。
まとめ
展覧会「民具これなーんだ?」は、ただの展示に留まらず、訪れる人すべてに新しい観点を提供する体験となります。日常生活から生まれた民具が、私たちに文化や歴史を伝える重要な役割を果たすことを再確認できる貴重な機会です。ぜひ武蔵野美術大学美術館・図書館に足を運び、自身の目でその美しさを体感してください。
基本情報
- - 会期:2026年6月15日(月)-8月1日(土)
- - 開館時間:10:00–18:00(特別開館日は10:00–17:00)
- - 休館日:日曜日(特例として7月12日(日)は特別開館)
- - 入館料:無料
- - 会場:武蔵野美術大学美術館
この機会をお見逃しなく!