AI時代の採用戦略を深掘りするセミナーが岐阜で開催

2025年10月17日、株式会社リーピーの代表取締役である川口聡氏が、岐阜信用金庫が運営する施設「G’s Dream」で「AI時代における採用の在り方を経営視点で考えるセミナー」の講師を務めました。本セミナーは、地域企業における採用の課題を解決することを目的に、多くの岐阜県内の経営者や人事担当者が参加しました。

地域企業支援で明らかになった課題

リーピーは、岐阜県内で数多くの企業の採用を支援してきましたが、その中で求職者の減少や情報発信不足、人材獲得競争の激化など、地域特有の課題が浮き彫りとなってきました。本セミナーではこれらの現状を踏まえ、企業が採用を経営の中核に据えることがどれだけ重要であるかを経営者に伝えたいと考え、参加しました。

リーピー自身も「採用は経営の最重要投資」に位置付けており、各種リソースを採用活動に投じてきた結果、年間約1,200件の応募を集めることができました。この成功事例を通じて、他社にも採用が成長の起点になることを具体例を交えて紹介しました。

AI時代の採用活動における変化

セミナーでは、AI時代における採用活動と企業の姿勢についても触れました。AIの進化により、情報伝達速度が劇的に向上しています。企業の採用情報やその質が、求職者の意思決定を大きく左右する時代です。川口氏は、「AIは求職者と企業を結びつける新しい基盤になりつつある」と述べ、企業が如何にその魅力を発信できるかが今後の採用競争力において極めて重要であると強調しました。AIに正しく伝わる企業になることが、採用競争の鍵を握るというメッセージが参加者に響いたようです。

経営者としての採用戦略

さらに、採用を人事部門だけの業務として捉えるのではなく、経営戦略全体に組み込む必要性が語られました。採用によって企業の成長性や生産性が変わり、経営課題そのものであるという視点から、経営者自身が積極的に採用戦略をリードする重要性が訴えられました。参加者からは「採用を“数字で語る”視点を学んだ」という感想も寄せられ、具体的なデータに基づく意思決定の重要性を再認識する機会となりました。

攻めの経営機能としての採用

川口氏は、「採用は営業以上の攻撃的な機能である」との考えを示しました。人材獲得を通じて事業を拡大させることができるというメッセージは、多くの参加者に新たな視点を提供しました。AIやデータ分析を駆使することで地方企業でも大都市圏に負けない採用力を発揮できるとし、経営者自身が市場の現実を把握し、未来を見据えた人材戦略を設計することの重要性が強調されました。

継続的な取り組みと地域活性化

リーピーは今後も地域企業が抱える採用課題の解決を目的に、同様のセミナーを継続して開催する方針です。地域経済の持続的発展に向けた取り組みを通じて、岐阜県や地方企業の活性化を支援していきます。

【会社概要】
株式会社リーピーは、WebマーケティングやAIを駆使し、地方企業の成長を支援している企業です。具体的には、ブランディングやWebプロモーション、人材紹介事業を含む幅広いサービスを提供しています。また、地域創生やソーシャルグッドに特化した新たなプロジェクトとして、「リープ・グッド」を展開し、岐阜の地域貢献に向けて様々な取り組みを行っています。