「なくステ」の展開
2024-05-09 10:00:02

新たな環境への取り組み「なくステ」でCO₂削減を目指す

新たな取り組み「なくステ」で環境保護を実現



株式会社宇津木金属が提供を開始した新サービス「なくステ」は、企業からのごみをリユースすることで、環境保護に貢献しています。これは、企業の不用品を適切に買い取り、再利用・販売し、同時にCO₂排出量を削減する取り組みです。さらに、得た売上の一部は森林保全活動に役立てられるという、持続可能な社会の実現を目指した革新的なサービスです。

ごみから資源へ



「なくステ」の背景には、企業から出る未使用のごみの問題があります。例えば、オフィスの模様替えで大量の家具や文房具が出てくることがあります。そして、これらは処分されることが多かったのですが、宇津木金属はそんな現状に疑問を抱きました。彼らは、まだ使える物品がごみとして捨てられることに心を痛めていたのです。

実際に過去には、約3トンものTシャツや帽子が廃棄されてしまったこともあり、そのたびに再評価の必要性を感じていました。その結果、「なくステ」のサービスが誕生しました。企業から出たごみを適切に目利きし、リユースしていくことで、売上と環境保全の同時達成が可能になりました。

環境へ優しい選択



「なくステ」で行う主な活動には、以下のような内容があります。
1. 適切なリユースと販売
企業から持ち込まれたごみは、まずリユース可能なアイテムとして選別されます。その後、リユース品は様々な販路を利用して販売または寄贈され、どうしても再利用できないものは適正処理を施します。
2. CO₂の削減
不用品を適切に処理することで、処理時に伴うCO₂排出量を抑制することができ、企業の環境負荷を軽減します。
3. 森林保全への寄付
収益の一部は一般社団法人more treesへの寄付に充てられ、植林活動や森林保全のための資金となります。

森を守る「more trees」



「なくステ」の一環として支援を行うmore treesは、音楽家の坂本龍一氏によって設立され、建築家の隈研吾氏が頭を務める団体です。彼らは「都市と森をつなぐ」ことをテーマに、様々な活動を通じて、森林を守り続けるための取り組みを行っています。「なくステ」による寄付は、年間で1000本の植林相当を目指しています。

環境意識の可視化



「なくステ」の公式ホームページでは、具体的なCO₂削減量やリユースの貢献度を可視化するグラフやイラストが掲載されています。このビジュアルを通じて、企業や個人がどれだけ環境に貢献しているかをイメージしやすくし、さらなる参加を促しています。

企業への呼びかけ



廃棄物に対する従来のネガティブな印象を変えるためには、「なくステ」を活用することがカギです。このサービスでは、処分費用の削減、環境保全への貢献、企業イメージの向上というメリットがあります。

宇津木金属の歩み



株式会社宇津木金属は、50年前に日本で創業され、町工場から出る金属廃棄物を再利用することからスタートしました。厳しい基準をクリアし、環境保全に本気で取り組んでいます。これからも、3世代先の未来を考えた活動を続け、生活がより良いものになるよう努めていくことでしょう。

「なくステ」によって、企業が出すごみが再評価される未来が待っています。「あなたのごみが、未来を変えるかもしれません。」

会社情報

会社名
株式会社 宇津木金属
住所
埼玉県坂戸市千代田2-20ー3
電話番号
049-284-1172

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