東京ミッドタウン八重洲で輝く「キンツギツギキ」
2024年11月14日から12月25日までの期間、東京ミッドタウン八重洲ではクリスマスイベント「MIDTOWN YAESU CHRISTMAS 2024」が開催されます。その目玉として、HYTEK Inc.が総合演出を担当したインタラクティブツリー「キンツギツギキ」が登場し、来場者たちを魅了しています。
金継ぎの技と光の融合
「キンツギツギキ」は、石川県の伝統工芸である金継ぎをモチーフに制作されました。能登半島地震からの復興支援という側面も持ち、石川県と東京の木材を組み合わせたツリーは、壊れたものを修復し、新たな輝きを生み出す金継ぎの精神を体現しています。ツリーの各パーツは、来場者の動作に反応して金色に輝き、幻想的な音楽と共に、訪れた人々に特別な体験を提供します。
地域とアーティストの協働
このプロジェクトは、HYTEK Inc.の他、空間・インタラクション設計を博展、楽曲提供を石川県出身のアーティストKan Sano氏が担当。さらに、石川県の「のと復耕ラボ」「古材クリエイト青組」「フルタニランバー」、東京の「森未来」といった企業が資材協力をしています。地域とアーティストの協働によって生まれた「キンツギツギキ」は、単なるイルミネーションツリーを超えた、復興への願いと未来への希望を込めた作品と言えるでしょう。
金継ぎワークショップも開催
イベントの一環として、金継ぎワークショップも開催されます。講師は、自身のアトリエが被災し、現在は被災物の修復活動を行う美術家、ナカムラクニオ氏。輪島産の漆と金沢産の金粉を用いて、本格的な金継ぎを体験できる貴重な機会です。ワークショップの収益の一部は、石川県の復興支援に役立てられます。
HYTEK Inc.の取り組み
HYTEK Inc.は、「技術による文化の拡張」を理念に掲げるテックエンターテインメントレーベルです。世界に認知されていない技術をエンターテインメントコンテンツへと昇華させ、その魅力を世界に発信することに取り組んでいます。今回の「キンツギツギキ」プロジェクトも、その理念に基づいた、地域貢献とエンターテインメント性の融合と言えるでしょう。
満永隆哉氏コメント
HYTEK Inc.のCEOである満永隆哉氏は、自身もボランティアとして能登エリアを訪れ、被災地の現状を目の当たりにしたことで、このプロジェクトを立ち上げました。「東京と石川を繋ぐ玄関口である八重洲で、復興支援に繋がる取り組みをしたい」という強い思いが込められています。
まとめ
「キンツギツギキ」は、単なるクリスマスイルミネーションではなく、伝統工芸、地域復興、そして現代アートが融合した、意義深いプロジェクトです。東京ミッドタウン八重洲を訪れた際は、ぜひこの幻想的な光と音の演出を体験し、石川・能登への想いを馳せてみてください。 イベントの詳細については、東京ミッドタウン八重洲の公式サイトをご確認ください。