ラーメン通販最大手「宅麺.com」、シンガポールにセレクトショップ型ラーメン店「TAKUMEN」をオープン！

シンガポールに上陸！ラーメン通販最大手「宅麺.com」の挑戦

日本国内で累計販売数50万食を誇るラーメン通販サイト「宅麺.com」が運営する、グルメイノベーション株式会社は、シンガポールにセレクトショップ型ラーメン店「TAKUMEN」をオープンしました。これは、日本のラーメン文化を世界に発信する、同社にとって大きな一歩となる取り組みです。

「TAKUMEN」の魅力

「TAKUMEN」1号店では、本田商店(久留米とんこつ)、作田家(横浜家系)、ちばから(二郎系)、らぁめん元(鶏白湯)、ビンギリ(勝浦タンタン麺)、東京スタイルみそらーめん「ど・みそ」など、日本各地で人気を集める6ブランドのラーメンを提供。価格は1杯14.9～19.9シンガポールドルと設定されています。

提供ブランドは、現地の人気に合わせて最大1年間で入れ替えを行い、常に日本で話題のラーメンをタイムリーに提供することで、新鮮さを保ち続けます。さらに、「TAKUMEN」で人気となったブランドの現地でのスピンアウト出店も支援することで、日本のラーメン店の海外進出をサポートする体制を整えています。

安定した品質を維持するために、セントラルキッチン方式を採用。4店舗分の生産能力を持つキッチンから、各店舗へラーメンを供給することで、味や品質のばらつきを防ぎます。「宅麺.com」で培ったノウハウを活かし、安定した供給体制を実現しています。

個店が抱える課題と「TAKUMEN」の解決策

世界には約1000店舗のラーメン店があると推定されていますが、その多くは国内外の資本力を持つチェーン店です。一方、日本のラーメン店は8割以上が個人経営であり、人気店であっても海外進出には大きなハードルがあります。数千万円にも及ぶ初期投資や、海外での事業運営に必要な手続き、人材育成、食材調達、品質管理など、多くの課題が立ちはだかります。

「TAKUMEN」は、そうした課題を解決するプラットフォームとして機能します。ブランドは開業リスクを抑え、売上の一部が還元されるシステムにより、低リスクで海外進出を実現できます。

現在、海外市場では豚骨ラーメンが主流であり、市場規模は約1000億円に留まっています。「TAKUMEN」は、多様なラーメンを提供することで、市場拡大に貢献できると期待されています。

代表取締役社長井上琢磨氏のコメント

井上社長は、「宅麺.com」を通じて全国各地の人気ラーメン店約100ブランドとのネットワークを築いてきました。この強みを活かし、「TAKUMEN」を通じて日本の多様なラーメンを世界へ広げたいと考えています。

今後、シンガポール国内に年間10店舗の展開を目指すとともに、近隣のアジア諸国への進出も視野に入れています。将来的には、2020年の東京オリンピックで日本を訪れた外国人観光客が、日本で人気のラーメン店を「TAKUMEN」で知った後、本場のお店に列をなす、そんな未来を目指しているそうです。

店舗情報

場所: 66 CIRCULAR ROAD #01-01, SINGAPORE 049420
営業時間: 月～木 11:30～15:00、17:30～22:30
金 11:30～15:00、17:30～24:00
土 17:30～24:00
日 11:30～15:00
席数: 30席
メニュー: ラーメン6ブランド、ソフトドリンク、ビール
Facebook: https://www.facebook.com/takumen.sg
Web: http://sg.takumen.com/sp/

「宅麺.com」とグルメイノベーション株式会社について

「宅麺.com」は、全国各地の人気ラーメン店の味を自宅で楽しめる通販サイトです。店舗と同じスープ、麺、具材を使用し、冷凍することで風味を保ち、本場の味を再現しています。

グルメイノベーション株式会社は、「宅麺.com」の運営会社です。eコマース事業のほか、広告代理業、マーケティング、コンサルティング、システム開発なども手掛けています。