新しい統合報告書作成の手法
企業が財務情報と非財務情報を統合してまとめる「統合報告書」は、ステークホルダーに対する重要な報告書です。しかし、伝統的な制作プロセスは多くの時間と労力がかかり、改善の余地があります。そこで、インクデザイン株式会社は「パワーポイントで作る統合報告書」を提唱しています。この新しいアプローチは、効率化と省力化を目指しています。
統合報告書の現状
統合報告書は、企業が環境、社会、ガバナンスに関する情報を総合的に示すものであり、投資家や一般の人々に企業の持続可能性や経営戦略を理解させる役割を担っています。しかし、これまでの制作フローは、各部署からの原稿収集やレイアウト作成において、労力を要するものでした。特に、異なるフォーマットからの情報を統合することは、効率を低下させる大きな要因となっています。
パワーポイントの導入で効率化
インクデザインは、パワーポイントを活用することでこれらの課題を解決することを考えつきました。まず、デザイナーが共通のフォーマットをパワーポイントで作成し、それを社内で各部署に共有します。各部署では、パワーポイントのフォーマット内に直接原稿を記載するため、完成に近い形でデータが提供されます。これにより、原稿収集の効率が飛躍的に向上します。
デザイン・校正の手間を削減
従来の方法では、社内の原稿を整えた後、制作会社との間で修正のやり取りが必要でしたが、これが多くの無駄を生んでいました。パワーポイントを使用すれば、校正やデザインの段階で微細な修正が自社で行えるようになり、双方の負担を軽減できます。この新しいフローでは、迅速な意思疎通が可能になり、クオリティを保ちながらも納期を短縮することができます。
日英同時開示のニーズに応える
また、国際的なビジネス環境において日英同時開示のニーズも増えています。従来では、英訳が非常に手間のかかるプロセスでした。パワーポイントを用いた場合、翻訳会社に直接依頼し、翻訳されたデータをそのままパワーポイントに流し込むことで、かかる時間とコストを大幅に削減することが可能です。
メリットのまとめ
パワーポイントを利用することで、以下のような数多くの利点があります。
1. 社内部で完成イメージを共有しやすくなる
2. 校正やデザインのダウンタイムが減少
3. 英語版の迅速な発行とコストダウン
このように、インクデザインの提案は、企業にとって非常に有益なソリューションなのです。
新しい時代の報告書作成
インクデザインは今後も統合報告書やIRツールに関するソリューションを提供し続けます。そして、カスタムchatGPTを応用した簡易レビュー機能も導入しました。参照用のPDFをアップすることで、迅速で簡単なレビューが受けられるようになります。
詳細については、
こちらのページをご覧ください。