新たなオフィス「Relink 雷門」が完成
2025年2月、台東区雷門に都市型改修オフィス「Relink 雷門」が竣工しました。このプロジェクトを手がけたのは、株式会社東京アセットソリューション。正確には、同社のビジョンである「人から街、社会、そして未来へ」に基づいています。このオフィスの誕生に至った経緯やその魅力、地域貢献の視点について詳しく見ていきましょう。
「Relink 雷門」ができるまで
「Relink 雷門」は、台東区の人気観光地である雷門に位置しています。2024年、東京アセットソリューションはここで区分所有建物を取得し、バリューアップの可能性を探るために周囲の区分所有者たちと協議を重ねました。その結果、既存の状態を活かしながら、都市型オフィスへと改修することが決定されました。
これは東京アセットソリューションの都市型改修オフィスブランド「Relink」としては、先にオープンした「Relink 新宿」に続く2件目のプロジェクトです。
バリューアップのポイント
「Relink 雷門」の改修において特に重視されたのは、次の3つのバリューアップ軸です。
1. 健全性向上
屋上防水や外壁の修繕が行われ、建物の基本的な性能向上が図られています。このような基盤が整うことで、安心して利用できる環境が整いました。
2. 機能性向上
トイレを各階に2カ所設置し、男女別で利用できる配慮がされています。また、小さいながらもオープンなキッチンを設け、コミュニケーションが取りやすい空間を実現しました。さらに、セキュリティ向上のために新しいエントランスドアや機械警備を導入し、安全性も向上しています。
3. 意匠性向上
外観は雷門の街並みと調和する色彩を採用し、エントランスの視認性を高める改修が施されています。このようにデザインにもこだわり、地域に溶け込むよう配慮されています。
人、まち、社会への貢献
「Relink 雷門」は、ただのオフィスではなく、地域貢献も視野に入れた施設です。
1. 人への貢献
テナントの利便性を考慮し、共用部のエントランスやサインの視認性が向上しています。これにより、利用者はもちろん、テナントにとっても使いやすい施設を実現しました。
2. まちへの貢献
1-2階には店舗区画が設けられ、前面道路から直接アクセスできる動線が確保されています。これにより、賑わいを生む店舗環境が整いました。外観も地域の特性を反映し、雷門のキーカラーに合わせたデザインが施されています。
3. 社会への貢献
新築よりも環境負荷が少ないリノベーションにおいて、持続可能な建材を使用しています。たとえば、エントランスのアートボードは観葉植物のロスグリーンを利用した素材で作られ、火力発電から生じた廃材やコーヒーショップでのコーヒー豆を使用した再生材が使われています。このように、地域の環境にも配慮しています。
今後の取組
東京アセットソリューションは、他の区分所有者との協議により「Relink 雷門」を建物全体の価値を再生するプロジェクトとして位置づけています。今後も、不動産再生を通じて地域の価値向上に注力していく姿勢を示しています。
本件概要
- - 名称:Relink KAMINARIMON
- - 所在地:東京都台東区雷門
- - 交通:東京メトロ銀座線「浅草」駅 徒歩2分
- - 建物用途:事務所・店舗
- - 改修竣工日:2025年2月
- - 延床面積:636.07㎡(Relink KAMINARIMON部分のみ)
まとめ
新たに誕生した「Relink 雷門」は、台東区の魅力を引き立てると同時に、地域と共に成長するオフィスとしての期待が高まります。今後の展開に注目です。