新型自家消費システム
2025-06-16 10:33:21

オムロンが発表した新型自家消費システムの魅力とは

新たなエネルギーの形、オムロンの余剰売電型自家消費システム



オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社が、2023年7月から新しい「余剰売電型自家消費システム」を発売します。このシステムは、低圧から高圧領域の中規模太陽光発電所向けに設計されており、従来の性能を大幅に向上させてリリースされます。また、単相パワコンや蓄電池、V2X(車両から電力供給)システムとも組み合わせ可能なため、設置環境に合わせたより柔軟なデザインが実現しました。

背景と市場のニーズ


近年、企業は再生可能エネルギー100%を目指すRE100の取り組みを代表に、エネルギーの自家消費と電力効率が重要視されています。また、電力料金の高騰に伴い、地産地消のエネルギーシステムに対する需要も高まっています。これにより、新たなエネルギー取引市場が拡大している状況にあります。

この流れの中で、余剰売電型自家消費システムへの注目が集まっていますが、一方で、発電量が需給バランスを超えた際に出力制御が必要となり、売電ロスが生じるリスクも指摘されています。

新しいシステムの特徴


新発売の「余剰売電型自家消費システム」は、特に出力制御に関して新たな対応をしています。従来は発電量が抑制され、自家消費分を捨てることが必要でしたが、今回のシステムでは売電ロスを抑止し、余剰電力を有効活用することが可能です。これによって、自家消費を行いながら売電を同時に行えるという利点があります。

さらに、単相パワコンとの組み合わせにより、設置環境に応じたきめ細やかなシステム設計が実現されます。これにより、発電量を最大限に引き出し、設置スペースを有効に活用することができます。

また、蓄電システムやV2Xと組み合わせれば、電力を貯蔵しBCP(ビジネス継続プラン)対策として活用することもできます。例えば、住・産業共用の蓄電システムKPBP-Bシリーズや、マルチV2XシステムKPEP-A-2シリーズなど、オムロンが提供する機器と連携することで、より豊かなエネルギー利用が可能になります。

完全自家消費の利便性


このシステムは、完全自家消費システムとしても利用できます。この場合、同じ設計でシステム構築が可能なため、設置や施工の効率が格段に向上します。また、在庫や保管スペースの削減も実現可能です。

結論


オムロン ソーシアルソリューションズの新たな「余剰売電型自家消費システム」は、再生可能エネルギーの自家消費における柔軟な解決策を提供し、効率的なエネルギー利用を追求します。これにより、企業や家庭の電気料金の削減はもちろん、持続可能な社会構築への貢献を目指しています。技術の進化とともに、これからのエネルギー管理や自家消費システムの発展に期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
オムロン株式会社
住所
京都府京都市下京区塩小路通堀川東入
電話番号
075-344-7175

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