薬剤学会での発表
2025-05-20 14:04:20

スペラファーマ株式会社、薬剤学会での共同研究を発表し新たな成果を示す

スペラファーマ株式会社、日本薬剤学会第40年会で研究成果を発表



大阪に本社を構えるスペラファーマ株式会社は、2025年5月22日から24日まで東京のTFTホールで開催される「日本薬剤学会第40年会」に、株式会社リガクと共同で出展し、重要な研究成果を発表することを決定しました。この発表では、最近注目を集めている3D ED / MicroED技術を利用した製剤中の原薬の構造解析と結晶解析に関する内容が紹介されます。

学会の概要



「日本薬剤学会第40年会」のテーマは「Patient-centricに臨・産・学・官が協奏する薬剤学」であり、年会長を明治薬科大学教授の深水啓朗氏が務めます。この年会は、医療の現場での実用性や、製薬学における最新技術の進展、そしてそれらが患者にどのように寄与するかに焦点を当てた内容となっています。

共同研究の発表内容



発表は5月24日(土)の13時15分から13時30分に行われ、東館9Fの第4会場で予定されています。演題番号は「24-4-11」となっており、発表者にはスペラファーマの中井啓陽、三木邦力、リガクの菊池貴、佐々木明登、そして山野光久が名を連ねます。

発表のテーマは「3D ED / MicroEDを用いた錠剤中のAPIの結晶構造と立体配座の直接確認と製剤中のAPIの結晶学的理解への貢献」です。医薬品錠剤に含まれる有効成分の結晶多形情報の検出は非常に難しい課題であり、製剤中の賦形剤や添加剤とのシグナルが干渉し、正確な分析が行われにくいという現実があります。

これまで、錠剤を製造する“打錠”のプロセスにおいて、原材料の結晶多形の変化についての分析が不十分でした。しかし、今回の共同研究により、3D ED / MicroED技術を駆使して各種医薬品錠剤中の有効成分の結晶構造を明らかにすることに成功したのです。その詳細な構造解析が進められ、打錠前のパウダーとの比較も行われました。

研究の意義



この研究の成果は、医薬品の製造プロセスにおける品質管理をより一層高める可能性を秘めています。特に、結晶多形の変化を事前に把握することで、製品の信頼性や安全性の向上に寄与することが期待されています。今後の医薬品開発においても、このような新技術が重要な役割を果たすことでしょう。

スペラファーマは、医薬品のCMC研究開発や製造受託事業を行っており、依然として業界での確固たる地位を築いています。今回の発表を契機に、さらなる技術革新と研究の深化が期待されます。製薬業界の最前線に立つスペラファーマのさらなる活躍に注目が集まります。

会社概要



— 会社名:スペラファーマ株式会社
— 所在地:大阪府大阪市淀川区十三本町二丁目17番85号(武田薬品工業 大阪工場内)
— 代表者:岩城慶太郎(代表取締役社長)
— 設立:2017年(平成29年)4月20日
— URL:スペラファーマ公式サイト
— 事業内容:医薬品のCMC研究開発及び製造受託事業

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会社情報

会社名
アステナホールディングス株式会社
住所
東京都中央区日本橋本町四丁目8番2号
電話番号
03-3279-0481

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