ホーチキの新たな挑戦:リサイクルプラスチックを採用した「RPYシリーズ」
ホーチキ株式会社は、自社製品として初めてリサイクルプラスチックを使用した新たな火災受信機シリーズ「RPYシリーズ」を2026年10月から販売開始すると発表しました。この取り組みは環境への配慮を大いに反映しており、特にCO₂排出量の削減においては、従来モデルから約90%の低減が実現されています。
リサイクルプラスチックの採用
新シリーズでは、環境に優しいリサイクルプラスチックを初めて採用しました。この素材は、従来のプラスチックと比べると成形が難しいことが多いため、品質や寸法精度を保ちながらの量産が課題でした。しかし、ホーチキでは素材特性に適した成形条件の見直しを行い、最適な筐体設計を実現しました。これにより、高い防災性能を維持しながら環境負荷を減らすことに成功したのです。
小型化とエコ設計の融合
RPYシリーズは、火災受信機としての基本的な機能を保持しつつ、筐体の小型化も進めました。新たなデザインでは、P型1級受信機とP型2級受信機の筐体を共通化し、これにより体積を約45%削減しています。この小型化により、年間で約650kgものプラスチック使用量の削減にも成功しています。さらに、扉の開閉方法も前面ロック方式に統一され、工事や点検の作業性も向上しました。
操作性の向上
RPYシリーズは、従来の音声警報に加えて音声案内機能を新たに搭載しています。この機能によって、非熟練者でも操作が容易になり、火災時の混乱を軽減することが期待されます。さらに、最大6,000件の履歴を保存できる履歴確認機能が追加されているため、点検時やトラブル発生時にも迅速な状況把握が可能です。
カラーユニバーサルデザインの採用
多様な色覚特性に配慮したカラーユニバーサルデザイン(CUD)を取得していることで、視認性が向上されています。これにより、どんな方でも使いやすいデザインを実現しました。環境に優しい素材と使いやすさの両立が、ホーチキのRPYシリーズの大きな魅力です。
会社概要
ホーチキ株式会社は、1918年に設立され、東京都品川区に本社を置いています。同社は火災報知設備や消火設備、さらには防犯設備の製造や販売、施工、保守管理を展開しており、防災の分野での存在感を放っています。
RPYシリーズは、ホーチキの新たな環境配慮型製品として期待されています。火災のリスクを低減しつつ、環境にも配慮した設計が評価される中、今後の展開が楽しみです。